小鳩子鈴さんに聞いてみた
著書『運命の恋人は期限付き』など17シリーズ
小説家になろう 著者ページ
https://mypage.syosetu.com/641439/
(お願い)
*質問内容には、すべてブッチャケちゃってください。
お答えするのに問題がありそうな項目は、お答えいただかなくて結構です。
「まずはお名前をお願いします」
小鳩子鈴です。
読みはそのまま、こばとこすず です。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
ヒューマンドラマジャンルで1作。デビュー作はその次に書いた異世界恋愛です。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
2作目の『森のほとりでジャムを煮る』に、完結1年後くらいに、なろう運営経由で打診をいただきました。
当時はまだスローライフ異世界ものが少なく、珍しかったようです。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
いえ、まったく。
もともと読み専で、楽しそうだなあって書き始めた趣味エンジョイ勢でしたので。
4人くらい、同好の士がいてくれたらいいなと思って投稿しました。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
1作目(文芸枠)でアクセント的に入れた恋愛エピが楽しかったので、次はちゃんと恋愛をメインにしようと思って書きました。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
恋愛も楽しんでもらえましたが、ついでに書いたごはん描写がやけに好評でした。不思議です。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
小説でも漫画でも映画でも、まずは作品そのものを楽しむ。分析はその後。
そして、老若男女国内外時代を問わず、いろんな人の話を聞いて視野を広く持つように。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
資料を別にしたら、小説は月に5~10冊くらいでしょうか。もうちょっと読みたいです。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
影響はしますが、単純に比例はしないでしょうね。
ただ、読む量が少ないと技術的な巧拙に対し鈍感になると思います。
「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)
Webにある資料は参考にできなくなってきたので、紙の本に戻っています。絶版資料は【日本の古本屋】オンライン通販で探したりもします。
個別にどの本というより、信頼できる研究者や作者を見つけておくといいかと。
あと、短歌とかいいですよ。短い言葉で情報量すごいです。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
客観視。完結。量。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
ログラインの存在をもう少し早くに知れたら良かったね。
腱鞘炎になる前に、マウスは最初からトラックボールにしておきなさい。
「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)
ノートPCとiPad。メインエディターはWordとNola、でも結局なろう執筆画面が一番慣れている。
鍋を煮ている待ち時間のキッチンと、家族が寝静まった無音の深夜がはかどります。外では書けません。
「どうやってネタを考えているの?」
なんとなく……? 歩いたり、料理をしているときにフッと。
世界観、登場人物、メインストーリー、エンディングが全部まとめて降ってきます。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
整合性をとったら第1話冒頭からラストに向かって、ひたすら文字を重ねていきます。
不器用で(このエピソードだけ先に)とか書けないので、頭から順に……。
本文を書きつつ、タイトルを唸りながら考えます。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
むしろ、読書以外の趣味の影響のほうが強いのでは。
ありがとうございました!