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ダイスケさんに聞いてみた

著作

異世界コンサル株式会社:冒険者パーティーの経営を支援します!!全1巻 コミック1巻

庭に穴ができた。ダンジョンかもしれないけど俺はゴミ箱にしてる

一二三書房WEB小説大賞 金賞受賞 書籍化・コミカライズ決定

「まずはお名前をお願いします」


ダイスケです。

なるべく検索が難しくて一般的な名前にしました。


「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」

異世界コンサルまでは2作だけですね。

なろうで初めて小説を書いたので。


1作目は高校生が1万円を稼ぐ話をビジネス用語で解説する話。しかし読まれず…

2作目は勇者が悪徳商人を弾劾する選択肢型の話。しかしこれも読まれず…


「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」

異世界コンサルを小売業で書いている方がいて「その手があったか!」と「冒険者パーティーの経営を支援する話」を勢いのまま書いてました。するとなぜか突然に日間1位になり、さらに勢いのまま書いていたら1か月ほどで当時の累計にランクインしたので声がかかりました。


「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」

いや全然。1作目も2作目も数百ポイントぐらいでしたし。


「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」

毎日更新すること、お仕事モノとして役に立つお話にすること、読んだ人がちょっと得したと思ってくれること。

チートを使わないこと、論理的解決をすること、異世界人に知識はなくとも知恵はある、とすること。

主人公を決して万能の人間にしないこと、知らないであろうことは知らないままにしておくこと。

世界の問題をビジネスの力で解決すること、ぐらいでしょうか。


「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」

コンサルタントという職業の味方は一致しなかったと思います。

問題の解決をビジネスの力でするのであれば、個人の力では不可能で、サービスを開発し、製品を開発するという方向に自ずから向かうものです。

そのあたりはビジネスマン的には自明だったのですが、お話としては説明不足で「なぜ靴を作るの?」と随分と疑問を呈されました。

個人的にはケンジという現代人が持っているリソースを最大限に活かして冒険者たちの境遇を変えるためのチョークポイントとなる戦略だと考えていたのですが、理解されるようにお話を書けていなかったように思います。

一方で、ノンチートもの、異世界人を尊重したお話としては受け入れてもらえたように思います。


「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」

技術と歴史に関心を持つようにしています。

古代の技術、中世の技術、現代の技術、未来の技術…

そうした技術がもしも異世界にあったら、中世にあったら、現代にあったら…そうしたシミュレーション、妄想とも言いますが、をするのはとても楽しいです。

その、もしも、をたくさん備えてメモしておくことが、敢えていえばネタ帳と工夫と言うことになるでしょうか。


「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」

空いた時間は自転車をこぐか本を読んでいるので正確にはわかりません。

たくさん?何十冊とか…何百冊のオーダーではないと思いますが。


「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」


面白さにたどり着く道は幾つもあると思います。

例えばバトルものが得意な人はバトルを深堀りするなら、関連書籍を読んで動画を見てセミナーに通い実技をすればいいと思うんです。

読書が活きるかどうかは先人の表現を借りることで楽ができるかもしれませんが、インプットがより重要だと思います。

回答としては、比例はしないでしょうが、楽はできるかもしれません。ということになります。


「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)


影響を受けた本…読み過ぎてどれがどれやら…ですね。

資料も最近は論文とか一次資料に当たってしまうし…。

それがおすすめかというと…。

マーケティング的には、今流行っている本を読むのが良いと思います。

売れている本にはそれだけの理由があるので。


「面白いものを書くために必要な資質って何が考えられますか?」

好奇心と野次馬根性、図々しさ、素直な心。


「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」

出版は出来ても大ヒットはとても難しいので、肩の力を抜いて長丁場のつもりで腰を据えて頑張ってね、と。


「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)

カフェで書くのが好きですね。最近はスマホにBTキーボードで書いてます。

編注)Bluetooth


「どうやってネタを考えているの?」

ニュースやTwitterなど目にしたもので引っかかったものは、ネタを呟いてしまいます

それを転記してネタ帳を作ってます

ときどき見返して幾つかのネタを組み合わせたりしています


「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」

小説を書く前に仮説があって、それを証明するために書いています。

なので毎回小説の書き方も内容もジャンルも微妙に変えています。

仮説は当たることもあるし、大外れすることもあります。


「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」

最近は自転車ですね。カフェに行く頻度や距離に影響しているかもしれません。

自転車をテーマにした小説も書きたいですが、漫画で強いのありますからニーズはなさそうです。

今回はダイスケ先生に聞いてみました。


実はこの企画を通じて刺激を受け、書籍化できたというお声を頂いたので、今後も更新していこうと思います。

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