カヤさんに聞いてみた
著作
『この手の中を、守りたい』1~3巻
『聖女二人の異世界ぶらり旅』1~3巻
コミカライズ1~2巻
『転生幼女はあきらめない』1~2巻
『異世界でのんびり癒し手はじめます』1~3巻
著者ページ
https://mypage.syosetu.com/549352/
(お願い)
*質問内容には、すべてブッチャケちゃってください。
お答えするのに問題がありそうな項目は、お答えいただかなくて結構です。
「まずはお名前をお願いします」
カヤと申します。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
何も。書籍化作品が最初の作品です。
ただ、読書量は多いほうだったと思うので、インプットはたくさんありました。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
デビュー作は、「この手の中を、守りたい」。転生少女が孤児になっても生きるために頑張るお話です。
もともと息子に「面白いサイトがあるよ」と勧められて、二年ほど読み専門で「小説家になろう」を楽しんでいました。
そのうち読むものがなくなったので、自分でも書いてみようかと思ったのがきっかけです。
「なろう」の最初の、
■小学生なんですけど
■今年、定年なんですが……
■80歳になるのですが……
■主婦だけど大丈夫?
という文言に励まされて書き始めました。
そのうちランキングに載って、出版社さんに声をかけていただいた感じです。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
思っていませんでした。
ただ、頭の中のお話を外に出したかっただけでした。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
人が努力して成長していく喜び。
転生してもう一度やり直すという楽しさ。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
一致したと思います。
でも、子持ちの幸せな人生を送った人が死んで転生するという設定だったので、
「たくましいおばちゃんが子どもの中の人だと違和感」という感想がちょいちょい来て、びっくりしました。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
何がプラスになるかはわからないので、いろいろなものに興味を持って、わからないことは調べるようにしています。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
今は書くほうが中心なので読むのは月に5冊から10冊くらい。
集中して読むときは100冊から200冊くらいは読みます。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
読書はとても大切で有効だとは思いますが、単純には比例しないと思います。
今勉強や仕事で忙しければそれはそれで人生経験として、執筆にものすごく役立つでしょうし。
いろいろ悩んでいたらそれは心の描写の深みにつながるでしょう。
読書は義務でなく楽しいと思ってしてほしいです。
「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)
今すぐ面白いものを!というのであれば、「なろう」出身の書籍で自分の好みに合ったものを読んだらいいと思います。どれも面白いです。
もっと前のものというのであれば、ハヤカワのFTやSF、創元推理文庫のFTのシリーズを。
かなり前のものだと、バローズの「火星シリーズ」100年前の作品ですが、火星に転移しちゃうお話です。
バローズはターザンや地底世界シリーズも書いているのですが、どれも面白いです。
更に基本をと言われたら、「世界の児童文学」。
個人的に何度も読み返しているのは、「赤毛のアン」シリーズ。「大草原の小さな家」シリーズ。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
自分が読んで面白いと思えることです。まず自分が読んでわくわくする話でないと、読者さんも面白いと思ってもらえないと感じます。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
メンタルを強く持ってと。
「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)
主に自宅です。どうしても煮詰まった時は図書館やファミレス、コーヒーショップなどでも書きます。
「なろう」の更新分はスマホ、パソコンどちらも使います。主に使っているのはノートパソコンです。
「どうやってネタを考えているの?」
新しいネタはお散歩しながらぼーっと。
今書いているものはパソコンやノートに向かいながら。
その他のお話は寝る前に。
今は転生物が好きなので、主人公がどう転生するか、というきっかけから話を膨らませていくことが多いです。
しかし、「主人公が転生しなくても書ける内容では?」と思うこともあったり。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
模索中、勉強中です。
プロットを作るということをしてこなかったので、プロットを作るのは苦手。
でも、プロットを作ると早く書けるのは確かなので、勉強中です。
「なろう」ならではの、毎日更新しながらお話を作り上げていくやり方も好ましいです。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
最近はゲーム音楽のコンサートや、映画を見ながらのコンサートなどに行ったり、古典芸能を見たり。
自然を観察するのも好きです。
作品や創作に影響ということであれば、生活すべてですね。普通にご飯を作るとか、そういうことが。