表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/67

玄武聡一郎さんに聞いてみた

著作

天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート シリーズ1-2 以下続刊


小説家になろう 著者ページ

https://mypage.syosetu.com/97340/

「まずはお名前をお願いします」

玄武聡一郎、と申します。どうぞよろしくお願いいたします!


「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」

書籍化するまではずっと、ハイファンタジーとかSFチックなファンタジーとかを書いていました。



「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」

『天才月澪彩葉の精神病質学研究ノート』という作品がデビュー作になります。

アルファポリスさんで開かれているウェブコンテンツ ミステリー大賞に応募して、大賞をいただき、そのまま書籍化の運びとなりました。夢のような時間でした。


「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」

最初は正直、全然思っていませんでした(笑

なろうの推理ジャンルは人が少ないですし、4万文字くらい書いた所まででブクマ数3とかだったんです。

「ああ、今回もダメかなあ」と思った時、その中の1人の方がレビューを書いてくださって、すごい勢いでポイントが増え始めたんです。

初めてたくさん感想も頂いて、やる気もモリモリ沸いてきて、結局その後1ヶ月で書ききりました。

デビューできたのは、ひとえに読者の方々のおかげだと本当に思います。レビューを書いてくださった方には、今でも頭が上がりません(笑


「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」

サイコパスと大学院生の研究を絡めたところでしょうか。

全然分野は違いますが、リアルで研究もしていたので、深い内容が書けるかなと思ったので。


「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」

そうですね。ただ、想像していたよりもキャラの良さが評価されたのかなと感じています。新しい自分の強みが発見できた気がして、嬉しかったですね。

設定はあくまで設定。ストーリーを作るのはやっぱりキャラクターなのだなと、この時から強く意識し始めました。


「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」

色々なことに興味を持つ、でしょうか。

あらゆる経験を創作に活かせるのが、創作の世界の素敵なところだと思うので、毎日何か1つ新しい発見をしようと心がけてます。電車の中とか、色んな人がいて見ていて楽しいです。


「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」

小説は2〜3冊くらいです。

専門書を含めたらもうちょっといくかもです。


「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」

ある程度は比例するだろう、と思います。

ただ(すごく単純な式ですが)【面白さ=アウトプット力×読書量】だと思っています。読書体験をアウトプットする力が強ければ強いほど面白さは増しますが、アウトプット力が低ければ増加量は少なくなるかなと。もちろん読書に限らず、すべてのインプットに関して言えることではありますが。


「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)

様々な分野の専門書ですね。

お金で買えない知識が世の中にはたくさんあるので、お金で買える知識は可能な限り手にしておこう、というのがモットーです。

ただ、ニッチ過ぎる分野の本は図書館に探しにいったりもします。


「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」

ある程度「冷めている」ことかなと思います。

1つの作品に執着しない、自分の作品を俯瞰して読める、自分の作品への評価を冷静に判断できる、などなど。もちろん、時には熱さも必要だと思いますが「冷えた自分」というのは、いつもどこかに居て欲しいですね。


「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」

「キャラはお前のあやつり人形じゃない」「ストーリーは自己満足からは生まれない」とかでしょうか。今の自分にも、定期的に言っています。


「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)

だいたい自宅で書いてますが、最高に筆が進むのは飛行機の中なんですよね。もういっそのこと飛行機の中に住みたいです。


「どうやってネタを考えているの?」

ネタ考えるぞ!って意気込む時より、ぼーっと歩いてる時とか、お風呂はいってる時とかの方が湧いてきます。リラックスしてる方が良いアイディアが浮かぶのかもしれませんね。


「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」

ある程度は決まっています。1番盛り上がるシーンから逆算して構成することが多いです。分かりやすく、1つの物語を起承転結のカテゴリで分けるなら、「転」の部分から考えています。

ただ、数年後も同じ書き方してるかは分かりません。


「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」

趣味に限らず、あらゆる経験全てが活かされていると思います。

例えばそれは、旅行中にたまたま出会った、どこかのおうちの飼い犬であったり。朝起きた時に窓の外から聞こてくる、ごみ収集車のエンジン音であったり。閉鎖的な職場で感じた、途方も無いストレスであったり。

そういう、生きている中で経験した全ての事象が、シャボン玉みたいにプカプカ浮いた世界の中から、ちょっとずつ摘み出して、切ったり貼ったり、お化粧したりして。そうして姿形が変わったものを、私は小説って呼ぶことにしています。

なので、質問への答えはイエスになるのかなと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ