天野ハザマさんに聞いてみた
著書
勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です 1-10巻
猫耳少女と世界最強の魔法国家を作ります 1-2巻以下続刊
著者ページ
https://mypage.syosetu.com/309936/
「まずはお名前をお願いします」
天野ハザマです。よろしくお願いいたします。
ちなみにこのPNはなろうさんに登録してから使い始めて、その前は別の名前名乗ってたりしました。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
ファンタジーですね。ホラー書いたこともありましたけど。
基本的にファンタジー好きなんですよ。大好き、超好き、愛してる。ファンタジーラブ。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
デビュー作はアルファポリスさんから出てる「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です」ですね。
私そもそも、なろうさんに登録したのって「月が導く異世界道中」とか「俺と蛙さんの異世界放浪記」とか読んで「私も此処からデビューしたい!」って思ったからなんですよね。
で、アルファポリスさんに売り込んでデビューとなったわけです。
まさに「計算通り」ですね。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
そんなもんあるわけないです。
でも、自分なりに研究して「受け入れて貰えるものを書こう」とは思いました。
だって私、そもそも転生してどうこうっていう概念自体がそれまで有りませんでしたもの。
結果として10巻まで出させて頂いて有難い事でございます。
それもこれも買い支えてくれた読者の皆様のおかげです。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
売り、ですか。んー……「勇者に滅ぼされるだけの簡単なお仕事です」の時には、「とにかく戦場に中々出てこない指導者タイプの主人公」がテーマでした。
なんかもう、「強いから凄い」じゃなくて「王様として凄い」っていうのがカッコいいと思ってもらえるように考えていたので。
世界観と合わせて、力尽くじゃないファンタジーを目指したので……そういうのが売りだったってことになるんでしょうか。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
恐らく一致したのだろうと思います。たぶん。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
周囲が面白いと評価するものを読むようにしてます。
面白いと言われるからには其処にヒントがあるはずで、そういうのを吸収しないといけないな……とは常々。
出来てるかは微妙なんですけど。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
2〜10ですかね。ジャンルは問わずです。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
本読む量に比例したら、今頃私は大作家だぜ!
……という冗談はさておいて。
読む事はテクの学習と、いざという時の言葉回しの蓄積になるとは思います。これは確実です。
映画もいいですね。動きと合わせて想像できたりします。
「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)
影響受けた本は色々ありますね。ファンタジーに嵌ったのはスレイヤーズとかオーフェンとかのおかげですし。
ある意味で回りくどくもあるカッコよさを知ったのはルナルサーガのおかげですし。
カッコつけて指輪物語とかハリーポッターって言ってもいいんですけど、海外ファンタジーの言い回しは使いにくいと思います。
でも世界観の勉強には凄くいいと思いますよ。
あー……でもですね。最近、作家の為の資料本みたいな狙いのファンタジー図鑑みたいなのたくさん出てるじゃないですか。
ああいうの良いと思います。
そのまま使えってわけじゃないですけど、助けにはなりますから。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
それが分かったら私も苦労してませんが、面白いものを書きたいと思えるかっていうのは大切だと思います。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
んー……「ごちゃごちゃ言ってねえで書け」ですかね。
「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)
自宅ですね。外ではネタ出しに留めてます。
「どうやってネタを考えているの?」
基本思いつきです。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
濃密な世界を書こう、ですかね。
ふわっとしたままで終わらせたくないんです。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
映画と旅行ですかね。旅先で「あ、この風景いいな」とか思う事があります。
これ美味いな、とかも心のネタ帳に記録するので、何処かで影響してる可能性はあります。