津田彷徨さんに聞いてみた
著作
『やる気なし英雄譚』1-2巻
最新刊の3巻が、2015年2月25日(水)に発売決定!
小説家になろう 著者ページ
http://mypage.syosetu.com/277101/
「まずはお名前をお願いします」
津田彷徨と申します。よろしくお願いいたします。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
現在なろうで書かせて頂いている『やる気なし英雄譚』が処女作となるのですが、そのプロットが出来た2013年初頭の段階ではどこかの新人賞に応募しようか考えていました。
そうして色々調べさせていただく中で、なろう様の人気が高まっていたことを知り、なろうでの投稿も検討しました。
ただ僕の作品と、なろうの流行に若干の齟齬があるのではないかと危惧していたのですが、現在は退会されている木根楽さんの『レジェンド・オブ・イシュリーン』を読ませて頂き、是非なろうの戦記で書かせていただこうと思い投稿したのがその経緯となります。
それからは皆様の御支持もあり、現在の出版元であるMFブックス様にお声がけ頂くことが出来ました。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
人気がでると祈りながらですね。本業との兼ね合いもありますので、もしダメならこのやる気なし一作で創作活動からは撤退しようと思っていました。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
おっちゃんたちの友情と、昼行灯な主人公ですね。その辺りは現在も意識しながら書いています。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
おかげさまで、女性のシーンが少ないと苦言をたくさん(^^;
なので、WEB版での経緯も踏まえ、書籍版はその辺りも加筆しました。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
主人公たちの考え方をぶれさせないことに工夫というか、重点を置こうと思っています。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
今だと約10冊くらいでしょうか
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
最低限のベースになると思います。でも、読まなくともすごく面白い作品を書かれる方、独自の世界をお持ちの方もいるでしょうし、一概に比例しないかもしれませんね。
「どんな本がお勧めですか?」
最近読んだ中で面白かったのは、入江君人先生の『王女コクランと願いの悪魔』ですね。これはお勧めです。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
面白いものと限らないかもしれませんが、継続して書く習慣がやはり大事かなと思います。そういうのが資質としてやはり重要かなと。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
本業と両立大変だと思うけど頑張りましょう。世の中、努力すればいいことが起こることもあります。
「どんな環境で書いていますか?」
僕はMACユーザーなので、基本的にはMACで書いてます。
ソフトはOFFICEとEvernoteを併用しています。出先ではiPadのEvernoteで書いてることが多いですので。
「どうやってネタを考えているの?」
ランニングしたり、車に載っている時にふと思いつくことが多いですね。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
基本的に起承転結を繰り返しながら書くことが軸でしょうか。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
一部の僕の読者さんはご存知かもしれませんが、僕は非常にプロレスが大好きなんです。
ですので、作中の外伝編には必ずプロレス技を入れていたりします。その辺りは少しだけ作者のわがままというかこだわりですね。