港瀬つかささんに聞いてみた
著作
最強の鑑定士って誰のこと?~満腹ごはんで異世界生活~ 1~3巻 以下続刊
2018年6月9日に4巻発売
著者ページ
https://mypage.syosetu.com/486607/
「まずはお名前をお願いします」
港瀬つかさです。よろしくお願いします。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
異世界モノのハイファンタジーが中心です。
西洋風世界が多いですが、和風、中華風などもちょこちょこ挑戦していました。
現代の学園モノに能力者をくっつけた感じのローファンタジーとかも好きです。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
カドカワBOOKSさんから、『最強の鑑定士って誰のこと?~満腹ごはんで異世界生活~』です。
なろうで連載していたところに声をかけていただいた、拾い上げ組になります。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
ありません。微塵もありませんでした。
むしろ、なろうの隅っこで書いてたので、そのまま続行すると思ってました。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
ストレスフリー?
「チートを貰ったけど使わないでまったりする主人公」と、
「何があってもぶれないのほほんスローライフ」を目指してます。
あとは、1話完結系で書いているので、箸休めに読んで貰えれば、と。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
概ね一致していると思います。
ただ、「美味しいご飯食べたいよねー」で食べ物回を更新すると、
「飯テロ!」とめちゃくちゃ言われるのが未だに良く解ってません。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
工夫というか、とりあえず、「俺が楽しいものを!俺が読みたいものを!」で突っ走ってます。
最初の読者である自分が楽しめるモノを書くぞ!という自給自足タイプです。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
最近は殆ど読めていないので、小説は月に2~3冊でしょうか……?
漫画とかアニメとかゲームとかに時間取られてるのもあるかも?
積み上げた本が大変なことになってます。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
そこは関係無いんじゃないですかね?
インプットする先は、何も本だけじゃありませんし。
漫画やアニメ、ゲームからのインプットの方が得意な人もいると思いますし。
勿論、良い作品を読んでそこから学ぶのは必要だと思いますけど。
「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)
普段あんまりそういうことを考えないのですが……。
田中芳樹先生、小野不由美先生、茅田砂胡先生は好きな作家先生で、読みやすい文章を書かれると思います。
資料もあまり考えないのですが、ネーミング辞典系は手元にあると楽しいと思います。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
書くのを楽しむことじゃないかなと思います。
義務とか義理とかで書いてると、色んなモノをそぎ落とすのではないかと。
色んなことを楽しんで、その楽しい気持ちを作品に反映できれば良いかと思います。
※難しいこと考えてない感覚派なので、ご容赦を。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
ストックがガリガリ死んでいくから、死ぬ気で書き溜めする癖を付けろ。
とりあえずサボらずに書け。書くんだ。ネタはいつでもあるんだから、大人しく書きなさい。
「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)
自宅のこたつ机で、ノートパソコンが基本スタイルです。
ノートパソコンで執筆するときは、テキストエディタのMaryを使っています。
最近、ポメラちゃんをゲットしたので、フードコートとか喫茶店とかに出かけて書いてます。
「どうやってネタを考えているの?」
ネタは勝手に降ってくるか、沸いてくるものです。
脳内でキャラが自己主張を始めたら、御の字です。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
軸があるのかどうかはわかりませんが、20年ほど趣味で書いていたのでスタイルは固定されてると思います。
三人称のくせに地の文がツッコミを入れる変な文章を書いています。
一人称も書きますが、ノリツッコミがより一層加速します。
……あぁ、つまり、ツッコミが入るのが基本のようです。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
ゲームが好きです。
ソシャゲもしますが、コンシューマーゲームが大好きであります。
RPG系を中心にやるので、キャラ作りやストーリーなどに影響があると思います。
時々シナリオでこっちの涙腺ぶん殴りにくるタイプのもあるので、ゲームシナリオも凄いですよ。