文野さとさんに聞いてみた
著書
ノヴァゼムーリャの領主
シャドウ・ガール
灰色のマリエ
作者 小説家になろうページ
https://mypage.syosetu.com/18224/
「まずはお名前をお願いします」
名前:文野さと
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
処女作品は日本の高校生現代物でした。それからローファンタジー書いたり、恋愛もの描いたり、自分の好きなものを描いていました。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
灰色のマリエという作品がアルファポリスの恋愛対象で読者賞をいただき、書籍化のお話をいただきました。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
「灰色のマリエ」は自作の中では人気作ですが、あくまで自分比であって、俯瞰で見たら人気作品というには及ばないかも。
ですが、こんなにたくさんのご感想やレビューをいただく作品になるとは思いませんでした。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
ちょっと不思議な性質を持つ働き者の主人公の女の子が、最初は男性に軽く見られるけど、普通に地味に生活していく中で、男性にそれがどんなに大切なことかを認めさせようと思いました。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
びっくりするくらいヒロインに共感してもらえました。おかげでヒーローは最初すごく罵られました(笑)。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
自分が書きたいものをイメージ通りに表現できたらいいなと思ってます。自分は昔、絵を描いていたので、読者さんに視覚的に想像しやすく描くようにしています。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
紙の本なら最近はぐっと減って2〜3冊くらいです。仕事関係も含めて。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
影響はするかもですけど、比例とまではいかないかな?
「どんな本がお勧めですか?」(影響を受けた本や、参考になる資料など)
藤沢周平先生の歴史物、京極夏彦先生のシリーズ物、あとは英国文学のペイトンとかサトクリフとか大好きです。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
面白い本や、映画、漫画にたくさん触れること。たくさんの人間(嫌な人も含めて)と付き合うことかな?
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
漢字を使いすぎないこと。三点リーダを多用しないこと。視点をころころ変えないこと(今でも難しいです)。
「どんな環境で書いていますか?」(自宅か・喫茶店か。また、どのようなハード・ソフトを使用してるか)
自宅のデスクトップPC(林檎)です。
「どうやってネタを考えているの?」
自分が教えて欲しい〜(笑)。
書きたいヒロインをまず決めて、どうやって活躍させようかから始まります。でもいつも、のたうち回ります。今もそうです。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
女性が読んでホッとしたり、萌えたり、力づけられるものをと思っています。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
絵を描くこと、料理することなど、なんでも作ることが好きなので作る場面を描くときは少しはリアルになるかな。
ありがとうございました。