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書籍化作家に聞いてみた。面白いものを書くための15の質問+1  作者: 肥前文俊


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アマラさんに聞いてみた

著書:

地方騎士ハンスの受難1-7

神様は異世界にお引越ししました1-6

猫と竜

猫と竜と冒険王子とぐうたら少女


作者 小説家になろうページ

http://mypage.syosetu.com/119294/

「まずはお名前をお願いします」

猫状生物のアマラです

猫ではありません、猫状生物です


「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」

ずーっとコメディージャンルです

読むのも書くのもコメディーです


「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」

地方騎士ハンスの受難

神様は異世界にお引越ししました

この二つを、ほぼほぼ同時に発売していただきました

ハンスに関しては、アルファポリス様に取り上げていただき、書籍化という運びに

神越の方は、第二回なろうコンで受賞させていただきました

第二回は某蝉川夏哉先生の、某異世界居酒屋のぶがゴッドすぎるので印象が薄いと思いますが、実はアマラさんも受賞猫状生物だったんだよ


「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」

ぶっちゃけ今も人気があるとは思っていません

もっと人気がほしい

具体的に言うと五兆倍ぐらいほしいです

あと5000兆円ほしいです


「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」

どちらもコメディー作品なので、読んだ時に面白いな、と思ってくださる人がいるといいな、と思いながら書きました

あと、あくまで娯楽作品として書いているので、読んでモヤっとする、なんてことにならないといいな、と思いながら書きました

あくまで思いながら書いただけなので、実際にそうできたかどうかはわかりません

ただ、自分なりに頑張って書いたんだったと思います

っていうかもうだいぶ前の事なので九割ぐらい当時のことを覚えていません


「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」

笑って貰えているようなので、完全に一致したといっても過言ではないと思います

っていうかそこぐらいしか基準が無いような話を書いてるので、笑ってもらえれば丸儲けです

生きてるだけで丸儲けと同じレベルです

生きてて笑ってもらっているので、多分私はやばいレベルで儲けてるんだと思います

これであとは、人気さえ出れば何も思い残すことはありません


「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」

小説を書くというのは、一人で行う作業です

原案などを出してもらったとしても、結局出力は一人で行わなくてはなりません

原案がない場合はなおさらです

全部自分で考え、自分で調整し、自分で書きだすわけです

行ってみれば、小説を書くのに一番大事な道具は、自分ということになります

なので、自分をメンテナンスる、ということに気を使っているつもりです

例えば、自分というのはSNSやツイッター、掲示板などで叩かれただけでナーバスになってしまうデリケートなアイテムです

まあ、そういうナーバスな時の方が筆が乗るっていう特殊な性癖の人もいるにはいますけども

大抵の人は、ブルーな気持ちにさいなまれ、小説を書くパフォーマンスが落ちてしまうでしょう

なら、そういうのに手を出さず、小説を書くのに適した状態を保つのも、大切なことではないか

なんていう風に、私は思っております

心を自分で管理して、最高の状態を保つ

とでもいえばいいんでしょうか

プロの大工さんの大工道具しかり、アスリートの肉体しかり

そういったもののメンテナンスは、本当に重要だと思っています

特に小説を書く作業をするうえで、「気分」とか「気持ち」などは、かなりのウェイトを占めています

それを適度にコントロールすることも、行ってみれば資質のようなものなんだと思っています

ちなみにアマラさんは、これらを全く管理できていません

作品の悪口言われてキレそうになったり、エゴサして腹が立って叫んだり、川に石を投げ込んだりしています

で、ゲームとかやりまくってリラックスするのです

というわけで皆さん、ゲームをしましょう


「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」

なろうの小説を読むことも多く、「紙の本」に限定すると月によってかなり差があります

紙の本に換算すると、月に10冊前後なんじゃないでしょうか

ちなみに九割がたライトノベルで、マンガも含めるとかなりの量になります

そう、別に勉強するために読んでるわけではありません

アマラさんがライトオタクだから読んでいるだけです

嘘です

勉強のために読んでいるんです

これがないと仕事ができません

本当です

だから経費で落ちます


「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」

色々な意見があると思いますが、「ケース・バイ・ケース」だと思います

「俺は今まで一度もライトノベルを読んだことがない」

ってひとが、ヒット飛ばすこともあります

「俺は様々な本を大量に読んできた」

ってひとが、かすりもしないこともあります

そんなもんです

「面白さ」っていうのは、そういう単純なことで決まるものではありません

「読んだからこそ書ける面白さ」もあれば「そういうの関係ない面白さ」もあります

十人十色です

だからこそ面白いんだと思います


「どんな本がお勧めですか?」

そうですね

すごく難しい質問ですが、とりあえずこれだけは読んでおいた方がいい、というものをご紹介します

「地方騎士ハンスの受難 1~7」

「コミック版 地方騎士ハンスの受難 1~3」

「神様は異世界にお引越ししました 1~6」

「猫と竜」

「猫と竜と冒険王子とぐうたら少女」

このあたりは、読んだ方がいいと思います

より具体的に言うと、買って読んだ方がいいと思います

もっと具体的に言うと、別に読まなくてもいいので買っておくといいと思います


「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」

作品にはそれぞれ色があり、それぞれに面白さが違うと思っています

作品ごとに色が違い、それぞれに質が違うのであれば、もう「どういうのがいい」とは言えないと思います

っていうか少なくとも私にはわかりません

ていうかそれが分かったら苦労しないんじゃぁ

それが分かったら誰にも言わずにバシバシヒット飛ばしてアニメ化とかむっちゃしてもらうんじゃチクショウ


「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」

いつも通りやってれば、それなりに評価してもらえるような気がするから

ガンバ


「どんな環境で書いていますか?」

タマゾンの中州、その地下にある巣の中で書いています

電気は通っているので、木の机の上にデスクトップPCを置いている状態ですね

傍らには、ニンテンドー3DSとプレーステーションヴィータ、それとハンドスピナーが置いてあります


「どうやってネタを考えているの?」

大体いつも同じパターンで「〇〇が〇〇なやついたらおもしれぇーんじゃねぇーの?」ってところから発想していきます

たとえば、「悪役令嬢がいっぱい出てくる乙女ゲーの悪役令嬢に、悪の組織の四天王とかが転生して来たらおもしれぇーんじゃねぇーの?」って感じです

私は大体キャラクターありきで小説を書いているので、ここからすべてを膨らませていく形になります


「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」

とくにないです

書きたいとき書きたいように書く、っていうのが、軸と言えば軸でしょうか


「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」

小説を書くっていうのは生き方の一つで、その人間のすべてがかかわっていると思います

逆に、小説に書くことにつながってないことってなんなの、と

暑いとか寒いとか、腹減ったとか、ゲームがおもしろかったとか、バイト先で嫌なことがあったとか

全部まとめてまるっと全部影響している、と考えています

明日も更新予定です。

どんな作家さんかはお楽しみに。

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