進行諸島さんに聞いてみた
著作
異世界転移したのでチートを生かして魔法剣士やることにする
1-3巻 以下続刊
作者 小説家になろうページ
http://mypage.syosetu.com/372494/
(お願い)
*質問内容には、すべてブッチャケちゃってください。
お答えするのに問題がありそうな項目は、お答えいただかなくて結構です。
「まずはお名前をお願いします」
進行諸島と申します。よろしくお願いします。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
何も書いたことがありませんでした。短編などの習作さえありません。
恐らく、『チート魔法剣士』を書く前に文章を書いた経験といえば、読書感想文だとか、国語の小論文だとかだと思います。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
デビュー作は『異世界転移したのでチートを生かして魔法剣士にする』です。なろうで連載していたら、打診が来ました。当時のポイントは恐らく5万くらいです。
当時、リアルの都合で書籍化が出来なかったのですが、都合がよくなるまで出版社さんが待って下さるとのことでしたので、お受けしました。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
ある程度出るとは思っていましたが、今ほど出るとは思っていませんでした。執筆経験ゼロでしたし。
『チート魔法剣士』である程度作者としての人気を稼ぎつつ、その経験を使って2作品目を書いて、そっちで書籍化を狙う気でいました。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
主人公最強、俺TUEEEEです。書籍版では大規模な改稿が入っていますが、その点だけは変えていません。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
恐らく、一致したと思います。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
まず、他の作品を読むことです。どんな要素が人気なのか、それをどう組み合わせているのかなどを考えながら読みます。
新連載を始める前は、文体を少し変えようと思いましたので、文章面で目標になりそうな作品を読みました。
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
書籍化とデレステの関係で時間がなくなったのもありますが、普段はほぼゼロです。
ただ、日間ですごいポイントを出している作品がある場合、序盤だけ目を通しておきます。
それで面白いと感じた場合、タイトルをメモしておきます。
インプットがほしいなと思った時(新連載を始める前など)に、それらをまとめて読みます。
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
ある程度まではすると思います。
ただ、いくらでも読めばいいという物でもないと思います。
「どんな本がお勧めですか?」
年間、四半期上位クラスの作品。
累計だと、ちょっと作風が古いこともあるので。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
小説の売りとなる点を一つ決めて、それをずらさないことです。
私はストーリーの軸より、売りの軸のほうを重視しています。
『チート魔法剣士』だと、主人公最強、俺TUEEEEになります。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
なろうでの人気にヒロインが不要だって判断しても、ヒロインは外さないほうがいい。
書籍化した時に必要になって、ヒロイン追加の関係で100%書き下ろしとかやる羽目になるから。
「どんな環境で書いていますか?」
ソフトはサクラエディタで、設定の管理などに一部olivine editorを使っています。
ハード的には、家だとデスクトップPC、外ではノートPC(thinkpad x1 carbon)です。
「どうやってネタを考えているの?」
思いつくときには、何もしないでも思いつきます。それを適当にメモっておいて、後で文章にします。ただ、それが小説の売りに合わないと思えば、書かないこともあります。
思いつかない時には、小説の売り(『チート魔法剣士なら、俺TUEEEE』)から、それを実現するために必要な条件などを考え、そこから逆算していきます。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
まず先に『書きたい展開』を考えて、それを盛り込めるようにストーリーを設定することですね。
ストーリーに沿ってエピソードを作ることも無い訳ではありませんが、基本は展開が先です。
ストーリーのために、1話をつまらない話で潰すというのは、本末転倒だと思っているので。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
昔、MMORPGをやっていたのですが、その影響が出ているかもしれません。
経済システムとか、戦闘に対する考え方とか、色々参考になる部分はあるので。
ただ、小説を書くためにMMORPGを始めるのはお勧めできません。
時間を際限なく食われて、小説書く時間とかなくなるので。