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アロハ座長さんに聞いてみた

著書

 富士見書房より『Only Sense Online ―オンリーセンス・オンライン―』1~4以下続刊


 

 電子書籍『エイジプレミアム』にて、羽仁倉雲先生によるコミカライズ版が連載中

 宝島社『このライトノベルがすごい!2015』ライトノベルベストラインキング2014 第58位


 作者 小説家になろうページ

 http://mypage.syosetu.com/191658/

「まずはお名前をお願いします」

 アロハ座長と申します。本日はよろしくお願いします。


「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」

 ファンタジー、異世界転生、現代異能、VRMMO、短編などを細々と。そこまでガッツリ書くタイプではなく、メモ張にこんな設定だったら面白いだろうな。と書き留める程度でした。



「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」

 現在、富士見書房よりファンタジア文庫にてデビューした『Only Sense Online』のデビュー経緯は、詳しくは富士見書房より刊行されております『この「小説家になろう」がアツイ!』のアロハ座長のインタビュー記事にデビュー秘話が乗っております。

 ……はい。ダイレクトマーケティングをするのもいけませんので、簡単に説明いたします。

 最初は、別の出版社からお話を頂いたけど、断るor保留。その状態から作品の原稿量・ストックがある程度溜まり、書籍化への挑戦してもいいかな。と思える段階になり、富士見書房さまより書籍化の打診を受けました。

 そこから詳しい説明・出版の流れなどを受け、約半年の準備期間を得て、第一巻の出版に漕ぎ着けました。



「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」

 思っていませんでした。そもそも書き始めた当時は、体調不良が続き、以前書いていた作品に対するモチベーションが持てなくなり、気分転換の意味を込めて書き始めたのが一つのきっかけです。

 VRMMOものがなろうで、人気ジャンルの一つとして日刊ランキングに上がり出す時期から当作品を連載しておりますが、結局累計にまで上がり維持し続けることは、難しいジャンルだと感じております。



「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」

 性転換。トランス・セクシャル、TSです。はい。

 主人公をゲーム内で性別を変えて、女の子にする。ここには作者の趣味が全開になっております。……何故か、私=TSの人と呼ばれるくらいには好きです。

 だって、可愛いんですよ! 内面は男なのに、外見女で話口調とかはガサツな感じだけど、甘党とか、可愛い小動物をぎゅっと抱きしめたりすぐ姿に! あの日覚えたトキメキを忘れたのか!

 ごほん。ええ、取り乱しました。気を取り直して参りましょう。

 個人の趣味としてのTSを抜きにするならば、主人公には、チート要素は排除しようと考えました。これは、能力インフレのファンタジー物ではなく、システムが管理するゲームだという点を考慮して、主人公の成長には余裕を持たせております。またデスゲームではないために、負けても明るい雰囲気を目指しております。



「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」

 賛否は色々です。

 そもそもTSジャンル事態が生理的に受けつけない人は居ますが、こういうニッチなジャンルには、受け付けない人も居る一方コアなファンも居ると考えております。

 なので、コアファンをガッチリ掴むという方向性は、一致しているのではないでしょうか。

 これからもTS好きの紳士諸君を生み出すことに邁進していきたいと思います。



「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」

 面白いものを書くための工夫かどうかは分かりませんが、ゲームの実況動画は割と見ています。VRMMOものは、ゲームのお話なので実際のゲームから使えるネタは沢山あります。なので、ネタ探し兼趣味って感じですね。

 ちなみに、最近のトレンドは、牧場物語です。



「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」

 読書か……。月に漫画数冊とかですかね? なろうの日刊ランキングで面白そうなものを見つけては読んだりしていますから本換算とか、文字数とかは正直把握できませんね。



「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」

 比例はしないと思います。私は、知識や造詣の深いタイプの人間ではなくて、広く浅くの人間ですから。

 ですが、知識を取り込む上での何らかのベースを持っていると効率よく、また楽しみながら知識やアイディアを吸収できるのではないでしょうか?

 私は兄弟と一つの作品についてディスカッションして、色々な発見があったりします。

 作品の背景・世界観・設定・また裏側に隠された意味合いや新しい解釈などを加えて、面白おかしく話す。それが物語を新しく作ることに繋がるのではないでしょうか?



「どんな本がお勧めですか?」

 オススメの本ですか。なら、集英社の『バクマン』が自分の中のオススメですね。

 バクマンの中でのお話の一つとして『王道マンガ』と『邪道マンガ』というものがありますが、これを『小説家になろう』に当て嵌めるなら『なろうテンプレ』と呼ばれるもの異世界ファンタジーやチーレムもの。

 個人的には、それとは別の方向としての『邪道マンガ』の作り方・考え方に共感を受けたのがあります。TSもコアなファン向け、これも一つの『邪道』というものだと思います。

 バクマンを読んで『王道』を取るか『邪道』を取るかは人それぞれですが、一つ考え方の提供はしてくれると思います。



「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」

 一つは自分が面白い。と感じる必要があると思います。これは傑作だ! 誰も真似できない! なんてレベルじゃなくて、読んでてスクッとしちゃう。その程度の面白さでもそれが積み重なって作品全体の雰囲気が作られると思います。

 またもう一つとしては、心を強くです。

 よく感想で心を折られる方が居られます。

 私もガラスハートですが、傷付いても、胃が痛くても、ストレスがマッハになろうとも筆だけは折らずにいます。だって好きだから。

 書くのを休んでいいです。モチベーションが回復するまで全てを忘れて、まったりと気力を補充しましょう。補充したらまた書き始めましょう。



「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」

 デビュー前の自分へ『まぁ、気楽に行きましょうよ』

 デビュー後の今へ『目指せ、のんびりライフ』



「どんな環境で書いていますか?」

 ノートパソコンを使っています。ワードとメモ張でチマチマと書き進めております。



「どうやってネタを考えているの?」

 歩いて思いつく、小説を見て面白い物は自分の中に取り込む、実況動画を見る、一度プロットで話の流れを見て肉付けする、ふとした思いつきをぶち込む、他者とのディスカッション。


「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」

 一つ、主人公を可愛く、そして格好よく魅せるのに腐心しております。

 二つ、まるで実況動画を見ているかのような、そんな雰囲気を目指しております。

 三つ、実は、青少年向けに『殺す』の言葉をなるべく使わないように気を遣っております。



「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」

 ゲーム実況の視聴、遊戯王OCG

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