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理不尽な孫の手さんに聞いてみた

著作

『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』1-5巻 既刊

2月25日 第六巻発売決定!

著者ページ

http://mypage.syosetu.com/288399/


「まずはお名前をお願いします」


 理不尽な孫の手です。よろしくお願いします。



「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」


 今の作品を書きはじめるまで、2年ほど筆を置いていました。

 それより前は、ファンタジーとかSFっぽい、よくわからんものをちょろちょろと。



「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」


 デビュー作は「無職転生-異世界行ったら本気出す-」です。

 なろうを知ったきっかけは「Re:monster―刺殺から始まる怪物転生記―」の書籍を読んで、それからしばらく幾つかの作品を読んでいるうちに自分でも似たようなものが書きたくなり、投稿し始めたらランキングに乗り、出版社様が声を掛けてくださり、それに応える形で出版となりました。



「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」


 思ってはいませんでした。

 そもそも書き始めた時はそのうち飽きて投げ出すだろうと思っていたので、投稿する気もありませんでした。

 投稿し始めてからは、読みやすい文体やシンプルな内容を心がける等、読者の絶対数を増やすためにあれこれと試行錯誤はしましたが、1日のpv数にして1000ぐらい行けばいいかなと思っていました。



「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」


 上記にもあるように、WEBブラウザで読みやすい文体、シンプルな内容。

 それと、大多数が理解しやすいテーマです。家族の事とか、友人の事とか。

 投稿する以上「一定数に読んでほしい」という気持ちはあったので、根っこの部分はあまり捻らないようにしようと思っていました。



「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」


 レビューや感想を見る限り、概ね一致しているかと思います。



「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」


 工夫というほどの事ではありませんが。

 面白いものに触れた時、「なぜこれは面白いのか」を考えるようにしています。

 逆につまらなかった時、「なぜこれを面白く感じられないのか」も考えます。

 それらを積み重ねて「自分が書きたいものは何が面白いのか」を明確化し、「どう書けば面白さが読者に伝わるか」という点につなげていくべく試行錯誤しています。



「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」


 小説等は月2~4冊程度です。

 昔はもうちょっと読んでいましたが、最近はめっきり読まなくなりました。

 漫画を含めるともうちょっと増えます。



「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」


 影響はするけど比例はしないと思います。

 映画、ドラマ、ゲーム、スポーツ、インターネットなど、今の世の中には色んな「面白い」があふれているので、そこで得たものを執筆に活かせれば、本にこだわる必要ないと思います。

 ただ、読書をしなければ文章の技術的な部分の引き出しが増えにくいし、本という媒体ならでは「面白さの引き出し方」もあるので、ある程度は読んだ方が面白いものを書けると思います。



「どんな本がお勧めですか?」


 自分で探して見つけた本が一番オススメです。

 探すための指標がほしいということでしたら、まずは有名な本を、有名な本をあらかた読み終えたらマイナーだけど評価の高い本を、それすら読み終えたら毎月多数出ている新刊を、それぞれ見ていけばいいのではないでしょうか。



「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」


 どんな物事でも楽しもうとする性質や感性だと思います。

 一見面白くなさそうだったり、とっつきにくい事でも、前向きに楽しむことで面白い所が段々と見えてくる事も多いかと思います。

 そして、その面白い所は自分の作品を書く時の参考にもなるので、色んな物事を楽しめる人は「面白い」の幅が広いんじゃないかと思います。



「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」


 デビューするか迷ってた時の自分に、この一年で良かった事や悪かった事、現状なんかをできるだけ客観的に教えてあげます。

 指示を出されると従ってしまうし、失敗した時にそれを言い訳にしてしまうタイプなので、できるだけ「ああしろ、こうしろ」とは言いたくないですね。



「どんな環境で書いていますか?」


 デスクトップとノートパソコンの二台を使用しています。

 それぞれ椅子と座椅子で使えるようにしてあります。

 目線の高さを変える事で感覚も変わるかな、と。


 執筆はだいたいメモ帳で行っています。

 機能的な面で物足りない部分はありますが、フリーズしないし、どのPCにも入っているし、いきなりバージョンが変わってアップデートを要求されたりもしませんし、多分使い続けます。



「どうやってネタを考えているの?」


 起きた直後や風呂の中で妄想して出てきたセリフや場面なんかを書き出して、それの何が面白いのかを考える感じです。面白さの核の部分がわかれば、それをどう書けば面白くなるかも見えてきます。

 どう考えても面白くなかったら、それは表面上カッコイイだけのセリフや場面である可能性が高いので、破棄します。



「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」


 最初に物語の最終目的地を考え、次にどういうスタート地点から出れば最終目的地に辿り着いた時に劇的かを考え、次に目的地に到達するために必要なチェックポイントを考え、そのチェックポイントを通過するために必要なのは何か、どういう風にチェックポイントを通過すれば面白いか、みたいな感じで考えてプロットに起こし、実際に執筆して微修正していく、という感じです。



「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」


 格闘ゲームが趣味です。

 目標を定めて努力すること、勝利する事、敗北する事、悔しがる事、反省する事、等……様々な面で影響しています。

 もっとも、ゲームそのものより、そこで得られた友人と交わした会話、ゲーセンで起きた問題・喧嘩・人間模様といったものの方が作品を作る上で役立っています。


 多分、格闘ゲームではなく、人と対戦するスポーツなんかをやっていても学べたかなと思いますが。

工夫の部分がほとんど一緒で、こういう考えをする人が共通項として多そうです。(肥前の個人的な意見)


これでアンケートも15人分。

まだ始まったばかりなんですが、お声をかけたり、調整したり、なかなか大変なものです。


少しでも役立てば、それに勝る喜びはありません。

これを読んだ誰かに、少しでも変化を促せれば良いなと、心より願っております。


肥前文俊は自作のほうもあるので、こちらばかりも優先していられませんが、まだまだ頑張ります、

これからもよろしくお願いします。


また、書籍化作家さんで、ご協力してくれる方は、ぜひメッセージ下さい。

お待ちしております。

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