カルロ・ゼンさんに聞いてみた
著作
『幼女戦記』1-3巻
『約束の国』1-2巻
小説家になろう 著者ページ
http://mypage.syosetu.com/278115/
「まずはお名前をお願いします」
・親愛なる同志の皆様、カルロ・ゼンと申します。
「書籍化作品までにどんなジャンルの作品を書かれていましたか?」
・理想郷様(二次創作)で遊んでいました。
「デビュー作と、その経緯など。どのような形でデビューが決まりましたか?」
・初めて本にして頂けたのは『幼女戦記』というはーとふるな物語です。
こちらは、理想郷様で書いていましたが、
何かの折にエンターブレインの担当さんが見つけてくださって
そこからはとんとん拍子でした。
連絡先、なんでもよいから明記して用意しておかないといけないなぁと反省しています。
「デビュー作を書き始めた時、ぶっちゃけ今みたいな人気がでると思っていました?」
・正直に申し上げまして、エンターブレインさんは勇者だなぁと。
「どんな点を売りにしようと思って書きましたか?」
・三点、やりたいことがありました。
第一は、『王道要素』+『自分らしさ』。
第二は、『皆、大好き末期戦』。
第三は、『自分が読者だったとき、読みたいと思うものを書こう!』
の三つでした。
「周囲の評価、評判は、その売りと一致しましたか?」
・ある程度、評価していただけていると思います。
でも、ナイスミドル人気とかは予想以上でした。
デグさんに萌える勇者が多数いることにも、ちょっとびっくりしましたが。
「普段から、面白いものを書くためにどんな工夫をしていますか?」
・ずばり、妄想です(`・ω・´)
例えば、竜騎兵を活躍させるならば~とか
魔法のある世界で、魔法+社会+政治で~とか。
不断の妄想を書き溜めると、それだーっ!、と思いつくことがあります(。・ω・)ゞ
「読書はどれぐらいの頻度で読んでいますか? 月に何冊ぐらい」
・正直、かなり上下の振れ幅が大きいです(´・ω・`)
「読書量は書く際の面白さに比例すると思いますか?」
・比例とまでは行きませんが、やはり読んだ本というのは基盤足りえると思います。
なにより、遥か過去から現代に至るまで、色々な人が考えたことや、
捜し求めた面白いものを記したのが本です。
味わいを楽しまないなんて、勿体無いと思いませんか?
「どんな本がお勧めですか?」
・正直なところ、すごく難しい質問です。
でも、十二国記は誰にでも強くお勧めできると信じています。
「面白いものを書くために必要な質って何が考えられますか?」
・好奇心+物語強度+キャラクターの個性
だと私は思います。
書き続ける根性が大切だなぁとも感じ始めていますが。
「デビュー後の今、デビュー前の自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いますか?」
・インプット量をもっと増やしておくことです。
それも、『手当たり次第』に読んでおくべきでした。
ネタを寝かせておくことは、大切な気がします。
「どんな環境で書いていますか?」
・自宅のデスクトップと、知り合いの先生に教えていただいたタブレット(出先用)の二つで書いています。
「どうやってネタを考えているの?」
・カフェインとラーメンの導きです。
具体的に言うと、テクテクとお店に歩いていく夜食散歩の最中にふと思いついたり、
珈琲なりお茶なりを淹れているときにハタと。
時折、担当さんや友人などの知己と談笑していて閃くこともあります。
「自分の中で小説の書き方の軸は決まってますか?」
・『どんな点を売りにしようと思って書きましたか?』の繰り返しですが、まず初めに自分が読みたいものを考えます。
そして、『描きたいシーン』と『描きたいテーマ』を決めてから世界を作ることをきっちり行えばキャラクターが勝手に動いてくれたりして、楽しいです。
「読書以外の趣味と、その趣味が作品へ影響している可能性はありますか?」
・食べ歩きが好きなもので、作中にはちょくちょくお食事の小ネタを仕込むことはあります。