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Mission2 「魔女の森」

ミッションって英語なんて記入するんだっけ?と

昨日書いたのに即忘れて、ぐーぐるさんで調べました。

記憶力悪くて困る… orz


昨日のアクセス透析を見ましたら

101アクセスの内、ユニークが59人に…つまり59人の方が

見てくださっていると言う事?!


見てくださって、ありがとうございます!

不定期更新ですが、これからも精一杯更新しますので

宜しくお願いいたします!(キリッ

 時計は深夜3時を差していた。

両親は、まだ起きている。もちろん俺もだ。


 警察からは連絡が無い。

それはつまり、ひなたは、オカルト部のみんなは見つかっていないという事だろう。

 あの口論から、ずっと重苦しい空気のまま、無言が続いている。

 父さんが重い口を開いた。


「夜斗……もう寝なさい」

「嫌だ。ひなたが見つかるまで起きてる」

「夜斗。貴方は、まだ子供なのだから寝ないとダメよ」

「だけど……」

「夜斗!寝なさい!」


 父さんの叱りつける大声が部屋に響いた。


「……わかりました。お休みなさい。」


 寝れる訳ないだろ。大事な双子の妹が行方不明なんだ。

そう思いつつ階段を上る。


 俺の部屋は、ひなたの隣。

ひなたの部屋を通り過ぎて俺の部屋がある。ひなたの部屋を通り過ぎようとした。


 ふと、ひなたの部屋に入り電気を付ける。

白を基調とした可愛らしい部屋。

 レースと薄いピンクのカーテンが開かれたままになっている。

カーテンを閉めた。

 視界に、白いハンギングチェアの置き型が本棚の近くにおいてある。

よくひなたが愛用している椅子だ。

 どうしても欲しいと強請っても両親が買ってくれなくて

俺にお金を貸してくれと頼み込んできて仕方なく貸してやった。

 初めて使った時、深く座りすぎて降りれなくなり

俺の名前を叫んで何事かと行ったら、助けを求めていて、笑ってしまった。

 ……いつもだったら部屋に入ると、この椅子に座っていて笑顔で「どうしたの?」と

聞いてくるのに……今は、ひなたが居ない。


「……ひなた……」


 思い出すと悲しくなって涙が出そうになるのを必死で我慢する。

あいつだって、泣いているに違いない。


 俺の名前や両親の名前を呟いて助けを求めて泣いているはずだ。

ひなたの部屋に居たら泣いてしまいそうだから、電気を消して自分の部屋に戻る。

ベッドに倒れこむように乗っかる。しばらくしてから仰向けになって、天井を見つめた。


「ひなた……お前、どこにいるんだよ……戻って来いよ……」


 腕で目を隠し、そう呟いた。


☆★☆


 目が覚めたら次の日だった。いつの間にか寝ていたようだ。

 大事な妹が行方不明の状況で、寝れる訳がない。ひなたが帰ってくるまで起きているつもりだった。

 なのに……あっさり寝てしまったようだ。自分のふがいなさにイラつきつつ、深くため息をついた。


「……ひなたは、帰ってきたのだろうか……」


 リビングへ行くと、母さんがリビングの机で寝ていた。

父さんは仕事へ行ったらしい。ひなたの姿はない。

 時計を見ると、午前10時を差している。

いつもなら遅刻だ。でも今日は土曜日。学校は休み。


 すると、急に電話が鳴り響いた。

母さんを起こすまいと俺が取ろうとしていたのに、母さんがすぐさま電話を取った。


「もしもし! 暁ですが……! ……ひなたは……ひなたは、見つかったんですか?! 

……はい。……そうですか……。……はい。……失礼します……」


 母さんは電話を切り落胆した様子でいる。


「母さん……」

「……警察から電話が来たの。ひなたは見つかっていないって……。森に向かったと思われる足跡は、9人ぶんあるらしいの。けれど、途中から完全に足跡がなく痕跡が途絶えていて、捜すのが困難になっているみたい……」


 不自然だった。魔女の道がある場所は森にある。

 地面は水はけが悪く、昨日は午前中に雨が振っていて、午後には雨がやんでいた。オカルト部のみんなは向かって行ったのは放課後。きっと、土はぐちゃぐちゃで足跡が付きやすい。

 森の中で行方不明になったのなら足跡で見つかるはずだ。あるいは、森を出ていく足跡が。

 ……その足跡が完全にないのは、おかしい。


 ……『魔女の道』……。

やっぱり、ひなたたちは……『魔女の道』へ行ったんだ。

 そして帰って来れなくなった。『魔女との遊び』で。

両親も、警察も信用してくれない。それなら……俺がひなたを助けに行く!!


「母さん。しばらく部屋に、こもってるから……ほうっておいて」

「……わかったわ」


 そうと決まったら、準備だ。

自分の部屋へ向かう。洞爺湖と書かれた木刀を手にする。

 俺の好きな漫画の主人公が持っている木刀だ。勇気が貰えそうな気がした。

念のため、細長い袋に木刀を入れて隠す。

 両親に心配かけないように、まぁ、どちらにしても心配かけるだろうけれど置手紙を書く。


 『母さん、父さんへ。ひなたを捜しに行って来ます。必ず帰ってくるから心配しないで下さい』

 置手紙は、目に付く部屋の真ん中に置いてある机の上に置いておくことにした。

母さんに見つからないようにリビングを通り過ぎて、靴を履き、音を立てないよう細心の注意を払い、玄関を閉め、出て行った。


 魔女の道までの道のりは徒歩8分くらいの距離にある。

 霊園が直ぐ近くにあるし時期は外れているけど墓参りに来る人もいるだろうから、

ひなたたちが見つかってもおかしくない。なのに痕跡が全く見つけられないのはおかしい。


 霊園の道を歩くと、森の道に着く。周囲は、まだ墓が見えている。

まだ、この森の道は真っ直ぐしかいかないが人は通る。


 そこを本来、行かない左の道へ行く。

 噂の通り、ところどころ壊れている階段があった。

下りづらい。落ちそうになる。足元に気をつけて、ゆっくりと、慎重に、下りていく。


 下り終わり地面を見ると大量の足跡が付いている。きっと警察が捜し歩いたのだろう。

左右を確認する。


 『左しか道がないんだけれど……右の道が出来ている時があるんだって』

 ザァァアッ。と強い風が吹いた。


 ……あった。右の道。黒い不自然なバラが咲き誇っている道……間違いない。……これが、魔女の道だ。

 ごくり。と唾を飲み込む。恐怖からか、鳥肌が立った。

 きっと、ひなたたちは、この先に行ったんだ。


「……待ってろ。ひなた。助けに行くからな」

「待ちなさい」


 突然、後ろから声をかけられた。驚いて声のする方向を振り返る。

 階段に立っているのは、女の人。赤く長い髪の毛は艶をおびて綺麗だ。

腰には、日本刀らしき物が刺さっている。……あれ、偽者……だよな……?


「貴方、その先に行くつもりなの? 死ぬ気?」


 下りながら、そう話しかけてきた。


「ひなたが、妹が助けを求めているんだ。俺が助けに行くんです」

「妹? ……まさか、オカルト部に入ってる?」


女の人は、俺の前に来て、そう尋ねてきた。


「そうだけど……」

「そう……。奇遇ね。私の弟は東条学。私は姉の(あかり)。灯って呼んで構わないわよ」


 そうか、学のお姉さんか。手を差し出してきたが握手だろうか?


「わかりました。灯先輩。俺は、暁夜斗。妹はひなたです」

「夜斗くんね。わかったわ」


 握手しようと、手を差し出した瞬間──

 緊張感のない、気の抜けた声が聞こえ、そちらの方へ視線を向ける。

 ヒラヒラと手を振りながら追いかけてきたらしい少女がいた。


「灯さぁ~ん、待ってくださいよぉ~! あっ、きゃ~~~!」

 

 つまづいて、階段から盛大にこけた。そのままでんぐり返しのようにゴロゴロと降りてくる。

 最後に、頭を打ち、止まった。物凄く痛そうでヒヤッとし、慌てて声をかけた。


「うわっ! 大丈夫ですか!?」

「あははは。大丈夫ですよぉ~。ところで、どちらさま?」


 へらへら笑っている。大丈夫そうだ。……本当に大丈夫だよな?


「あ、俺は、暁夜斗」

「あたしは、後藤咲(ごとうさき)よろしく~。咲って呼んで」


 咲は、ひらひらと俺に向けて手を振った後に、目を輝かせて魔女の道を見つめ、とても嬉しそうに指差しする。


「あー! 魔女の道がありますねぇ~! ドキドキワクワク!」


 両手をグーにして、顔の側まで持っていき、とても嬉しそうだ。

緊張感がなさ過ぎて、イライラする。

 灯先輩は、大きなため息をつく。


「貴方……ついてくるなってあれほど……」

「えー、いやですよぅ。こんな面白そうな事、ついていかない訳にはいかないでしょー?」

「はぁ……どうなっても知らないわよ」

「はいっ! あー、ホント、楽しみー! どーなるのかなぁー?」

 

 咲は満面の笑顔で、そんなことを楽しそうに言っている。変わっている人だ。


「貴方ね、そういう性格直した方がいいわよ。だから貴方は敵を作るのよ?」

「えー? どういうとこですかぁ~?」

「はぁ……。もう、いいわ」


 俺を他所に、会話を終えたらしい、灯と咲は迷いもなく魔女の道へ歩いていく。

それを動かず見守っていると、灯は足を止め、俺の方を見た。


「どうしたの? やっぱりボクちゃんには怖くて無理かしら?」


 バカにした口調で言った後、くすっ。と灯は笑った。


「なっ!? 怖くなんかない!! 行くに決まってる!!」


 こうして、思いがけない仲間を2人手に入れ魔女の道へ進んでいった。

 ──この先に何が待ち受けているか、何も知らずに……。

相変わらずのぐだぐだ感が漂う作品で、すみません。

 後書きにて、プロフィールを書こうかと思います。

良ければ読んで下さいませ。

 一通り話が進んだら後々、自己紹介を作ります。

最初に自己紹介を書くと、ネタバレになりそうな気がしたので。


東条灯(とうじょうあかり)。性別:女


 クールなお姉さんキャラというイメージ。高校2年生。

胸はCカップ。158センチ 体重50キロ

 学のお姉さんで、運動神経抜群、成績優秀の凄い人。

オカルトは、あまり好きでもなく嫌いでもない。

 弟が言っていた『明日、魔女の道へ行って来る』という話を

警察に話したが信じてもらえなかった。

 夜斗と同じく次の日になっても見つからないどころか

痕跡がないので、魔女の道しかないと確信を持ち

大事な弟を助けに行くことにした。



後藤咲(ごとうさき)。性別:女。


 高校2年生。胸はBカップ。身長143センチ、体重35キロ

灯とは同じクラスで何故か親友。メガネをかけている。

 肩くらいの長さのオレンジの髪の毛。

左右で分けたみつあみにしている。

「ですよぉ~」や「ですよぅ。」とか言う。変人。

 一部の人に、あいつイラつく。と思われている。

 1度だけ女子数人に呼び出されて、

虐められそうになったが返り討ちにした。

 それ以来、虐めに合わず避けられている。

成績は普通だが、運動神経が異常に優れている。

オカルト大好き。危険な匂いがすると、そこへ行く。

 灯から香ったらしい危険な匂いを脅威の嗅覚で嗅ぎ付けて

付いてくるなと言われても付いてきた。


2人のプロフィールは、こんな所です。

尚、体重に関しては平均体重から少し低めに設定。

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