プロローグ⑧❈破壊されし城と思考
時は少し遡り聖剣はセアネシェレの危機を察知し城の一部を破壊したあと外に出ると……。
時は少し遡り――……
……――ここは城の地下にある聖剣が置かれている部屋。
聖剣はセアネシェレの危機を察知すると途轍もない光を放った。その光と共に、ドバーンっと鼓膜をも破壊しそうなくらい大きな音が城全体に響き渡る。
部屋の通路側で警備をしていた二人の兵士は、その途轍もない音に耐えられず耳を押さえ床に倒れた。間違いなく鼓膜をやられただろう二人の兵士の耳からは血が流れ出ている。
片や聖剣はその音と共に鎖を破壊した。いやそれだけではない。部屋、二階の天井までも破壊して空がみえている。
聖剣は既に空高く浮いていた。するとセアネシェレの位置を即座に感知する。その後、スッと残像と共に消えた。いやみえないほど高速で移動したのだ。そのため消えたようにみえたのである――……
……――そして現在、聖剣はセアネシェレの真上にいた。鱗粉のような光の柱をセアネシェレへ降下させている。その光の柱はセアネシェレにあたり全身が発光した。セアネシェレの体が徐々に回復してくる。
聖剣はセアネシェレが回復するまで、それを続けていた。
片やセアネシェレは自分に炎が襲ったと同時に気絶し意識を失っている。火傷のあとが体の所々にみえ隠れしていて綺麗な髪も全部ではないものの焦げていた。
聖剣は光をあてたまま焼け焦げ今にも解けそうな縄を破壊してセアネシェレを解放する。その後、ゆっくりセアネシェレを地面に下ろし寝かせた。そして再びセアネシェレの治療を始める。
✦*✦*✦
その頃、セアネシェレの居る場所の前ではレンヴィーノとエミネデウスがオルカリックとバンベルを待ち身構えていた。
「分かってますね? バレないようにやってください」
「ああ、できるだけそうする。でも、攻撃していいんだよな?」
「ええ、程々にお願いしますよ」
それを聞きレンヴィーノは、ニヤリと笑みを浮かべ短剣を構え直すと向かいくるオルカリックとバンベルを見据える。
(この男は何者なのでしょうか? ですが……これを遂行するために却って好都合かもしれない。利用させて頂きますよ)
不敵な笑みを浮かべエミネデウスは、チラッと横目でレンヴィーノをみた。
(何がどうなってる? 聖剣とこの女を試したのか? 普通じゃ、あり得ない。わざわざこんな大勢の人の前……なるほどそういう事か。これなら納得せざるを得ないな)
ニヤっと笑うとレンヴィーノは横目でエミネデウスをみやる。
一方セアネシェレの方へ向かっていたオルカリックは突然しらない男が現れ困惑していた。
(どうなっている? エミネデウスの隣にいる男は何者なんだ。何か二人で話していたようだが)
そう思考を巡らせながらレンヴィーノへ視線を向ける。
(おいおい……なんでこんな所に部外者が現れるんだ。気にくわねえ……まあ倒しても構わねえよな)
部外者が先だと考えバンベルはレンヴィーノに狙いを変えた。最も危険な男である。
それに気づいたオルカリックはバンベルの腕を掴んだ。
「待て! あの部外者を殺すつもりじゃないよな?」
「離せっ!? 部外者が、ここにいていいわけがねえ。だから、やるつもりだ」
「やめておけ! あの男は俺が相手をする。お前はエミネデウスにしておけ」
そう言われるもバンベルは納得がいかないようである。だが仕方なく頷き狙いをエミネデウスに切り替えた。
その後、二人はレンヴィーノとエミネデウスの所までくる。
そしてレンヴィーノとオルカリック、エミネデウスとバンベルは互い互いに睨み合った。
読んで頂きありがとうございます(^▽^)/
聖剣ホーリーエステルスに意思はあるのか? それともこれは神がやっていることなのか? それともどっちでもないのか?
さて、どうなのかなぁ(;^ω^)
それはさておき、いよいよ本当に戦闘を開始するらしいけど。やっぱりなんか変だよね? まあ、それはあとで分かることですので( ̄▽ ̄;)……。
と、いう事で……(^^)/
では、次話もよろしくお願いします('◇')ゞ