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聖剣と勇者と断罪と〜女の私が抜いてしまいました!大変です……どうしましょう(泣き)!?〜  作者: みけ猫 ミイミ
第一章《イオヌス国編》

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昼に起きた出来事[後編]

レンヴィーノはセアネシェレとエミネデウスとギルヴィスの様子をみていたが……。

 その後もハルナシアは、みせつけるようにレンヴィーノとイチャイチャしていた。

 ムスッとしながらセアネシェレは魚の身を口に運び食べる。


「レンとハルナシアさんは随分と親密な関係になられたようで」

「エミネ……親密って、そんな訳あるか! まだ逢ったばかりだ。それに……オレだって女なら誰でもいい訳じゃない」


 その言葉を聞きセアネシェレは、ホッと胸を撫で下ろした。


「それは……どうでしょうか? 男と女の関係なんて何時どうなるか分からないもの。ねぇ、セアネもそう思わないか?」


 ギルヴィスはそう言いセアネシェレの肩に触れる。


「ヒャッ!?」


 いきなり肩に手を乗せられセアネシェレは、ビクッとしエミネデウスの方へ倒れ込んだ。

 咄嗟にエミネデウスはセアネシェレを抱きかかえる。


「セアネ! 大丈夫ですか?」

「ええ……問題ありません。いきなりで驚いただけですわ。エミネ、ありがとうございますね」


 そう言いながら起き上がりセアネシェレはエミネデウスから離れ椅子に座り直した。


「それなら良かった。それよりもギルヴィス、いきなり女性の肩を触るなど失礼だと思わないのですか!!」


 厳しい口調で言い放つとエミネデウスは、キッと冷たく鋭い眼光でギルヴィスを睨んだ。

 これは貴族と平民の差なのだろうか。将又、育った国や環境の違いのせい。

 さて、どっちなのだろう。まあ、どっちでもいいのだが。


「ごめん……セアネ。何時もの癖で……」

「大丈夫ですよ、ギル。他のことに気をとられていた私も悪いので……。それよりもエミネ!」


 そう言いながらセアネシェレは、ムッとした表情でエミネデウスをみる。


「そう言ってくれるのは嬉しいです。ですが、そこまで怒る必要はないですよね?」

「あーセアネ? なぜそう言われなければいけないのでしょう? 私は貴女の代わりに代弁したのですよ」

「私は頼んでいません」


 思ってもいないことを言われたエミネデウスは、ガクッと肩を落とした。

 その様子をみてレンヴィーノは、なぜか膨れっ面になっている。


(どういう事だ!? オレは、なんでイライラしてる? それもエミネとギルヴィスがセアネと仲良く話をしている姿をみて……。

 オレがセアネのことを好き? いや……それはないはずだ。いくら……魂が同じだとしても。セアネを好きになるなんて絶対あり得ねえ!)


 心の中でレンヴィーノは、ひたすら葛藤していた。


(そもそも……なんでセアネはオレのオカズと取り替えたんだ?

 どっちかといえば、エミネやギルヴィスの方が取り替えるのに近くていいはず。それをわざわざ……。

 セアネは言ってたが……オレの方のオカズが美味そうだったからって、あり得ねえよなぁ)


 チラッとセアネシェレをみた後レンヴィーノは深い溜息をつき頭を抱える。


(勇者の魂は男女関係なく生まれ変わる。それはアイラフェナから聞いていた。自分が死んでも新たに生まれ変わると……。

 只その魂は、また勇者として使命を帯びて産まれるってな。

 それを確認するために今まで聖剣を手にした勇者を遠くから観察してた。何回か巻き込まれたがな。

 今回もだが……。でも……いい機会なのかもしれねえ。セアネが本当にアイラフェナと同じ魂なのかを確認するのに……)


 そう思考を巡らせながらレンヴィーノはセアネシェレを見据えていた。


(はて? なぜ先程からレンは私をみているのでしょうか?)


 不思議に思いセアネシェレは首を傾げる。

 セアネシェレ達のことをみかねたボブポールは割って入り話題を変えた。

 その後、色々な話をしながら食事をする。

 そして六人は食事の時間を終えて、また持ち場へと戻っていったのだった。

読んで頂きありがとうございますo(^▽^)o


レンヴィーノと勇者アイラフェナとの関係は? 女勇者のようだが……。

なんか色々と複雑になってきそうだぞ。それにレンヴィーノも少しばかりセアネシェレのことが気になっているようだ。

まあ……これは異世界恋愛じゃない! あくまで異世界冒険ものだぁ〜!!


と、いう事で……p(^_^)q


では、次話もよろしくお願いします(*^◯^*)

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