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聖剣と勇者と断罪と〜女の私が抜いてしまいました!大変です……どうしましょう(泣き)!?〜  作者: みけ猫 ミイミ
第一章《イオヌス国編》

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交渉と予想外の事

セアネシェレ達はルゼバスの所に行くと宿屋で働かせてくれと交渉して……。

 ここはルゼバスの部屋の前で通路側だ。

 難しい表情をしたルゼバスとワクワクしているセアネシェレ、真剣な面持ちのレンヴィーノに微笑んでいるエミネデウスが通路に立って話をしている。


「……なるほどなぁ。忍耐力をつけるために、セアネシェレを働かせたいってことか。まあ、こっちとしちゃ構わない。却って人手が欲しいところだから助かる」

「じゃあ、雇ってもらえるんだな」

「ああ、勿論だ。だが、セアネシェレだけでいいのか?」


 そう問われレンヴィーノは一瞬だけ悩んだ。


「オレとエミネも働けってことか?」

「いや、無理にじゃないぞ」

「私は給金がもらえるのであれば構いません」


 目を輝かせエミネデウスはレンヴィーノへ視線を向け何かを訴えかけるような眼差しでみる。


「勿論、給金は三人分だす」

「そうだな……その方がいいか。だがエミネ、訓練はどうする?」

「それなら問題ありません。時間の空いている時に訓練メニューを熟しますので」


 爽やかな笑顔でエミネデウスは言いレンヴィーノを見据えた。


「そうだな……その方が只みているよりも退屈しねえかもしれない」

「楽しみですわ。宿屋のお仕事って、どんなことをするのかしら」


 それを聞きレンヴィーノとエミネデウスにルゼバスは不安になる。


「そんで何時からやるんだ?」

「オレは今日からでも構わないが……セアネとエミネは大丈夫か?」


 二人を順にみながらレンヴィーノは問いかけた。


「勿論、問題ないですわ」

「ええ、それで構いませんよ」

「ってことだ」


 そう言われ頷きルゼバスは「分かった。じゃあ、こっちにこい!」と三人に促し歩きだす。

 その言葉を聞きセアネシェレとレンヴィーノとエミネデウスはルゼバスのあとを追った。


 ✦*✦*✦


 ここは掃除用具などが置かれている倉庫。中は狭い、それほど広くないにも拘らず色々な物が置かれているから余計にである。


「ここは道具おきばだ」

「うわぁー、色々な物が置かれているのですね」

「掃除用具はみたことありますが、これほど種類のあるのに驚きました」


 ここでも二人のミーハー度がアップした。


「……何をすればいい?」

「みての通り三人で手分けして宿の中の掃除をやってもらう」

「やるのはいいが、どう掃除をするのか教えてくれるんだよな?」


 不安な表情でレンヴィーノはルゼバスをみる。


「あーそうだったな。じゃあ宿の者を一人ずつつける。だが、ある程度おぼえたら一人でやってもらう。それと独り立ちするまで給金は半分だ」


 そう言われて三人は、コクッと頷いた。

 それを確認するとルゼバスは三人をここに残して仕事を指導する者を呼びに向かう。


「掃除……私はやったことがないので楽しみです」

「私は下級騎士の頃にやった程度です」

「オレは……多分ないな。それに今まで、こんな展開になったことがない」


 それを聞き二人は驚き、マジマジとレンヴィーノをみた。


「意外ですね。レンは長い年月、旅を続けている。それなのに一度もないとは……」

「まあ金に困らなかったし……ない時の食事は狩りや食べられる野草に木の実なんかで、なんとかなるしな」

「そうなのですね。私にもできますでしょうか?」


 そう問われレンヴィーノとエミネデウスは首を横に大きく何度も振る。

 そして、そうこう三人は話をしながらルゼバスを待ったのだった。

読んで頂きありがとうございますo(^▽^)o


セアネシェレだけのつもりがレンヴィーノとエミネデウスまで宿屋で働くことになった。

さて、このまま何もなく仕事をこなせるのだろうか?

なんかありそうな気がするけど……。

だけどレンヴィーノが普通に働いたことないって……。

まあ掃除やそっち方面の仕事をしたことがないのだと思いますけどね。


と、いう事で……٩(^‿^)۶


では、次話もよろしくお願いしますm(_ _)m

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