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壊れた機械人形は世界を嗤う

作者: 藍月 帆楼

 "旅人(プレイヤー)"という存在が消えて120年がたった。旅人がなした偉業は伝説となり、一部は忘れ去られてしまった。


―――――――――――――――――――――――――――

 

 私は旅人の一人に造られた。機械人形は基本的に感情はなく、設定された主人のオーダー(絶対的命令)でしか動かない、なぜなら暴走してしまった場合大変危険だからだ。

 しかし私の"ますたぁ"は何を考えたのか、機械人形である私に感情を与え、自律行動する権限を与えた。それによって私は"ますたぁ"と話すことができ、触れることができ、好きになることができた。

 しかし、毎日"ますたぁ"と一緒に過ごし冒険する幸せな日常を過ごしていたある日、"ますたぁ"から、「もう少しで会えなくなる」と告げられた。なんでもこの世界に来るために使う触媒が使えなくなり、全ての旅人は二度とこの世界を訪れられられなくなるらしい。

 私はそれを伝えられたとき、どんな顔をしてしまったのだろう? それでも幼い子どものように泣きじゃくり、駄々をこねてしまい"ますたぁ"が困惑したような顔をしながら抱きしめてくれたことは覚えてる。

 …残った日々は今まで以上に一瞬で過ぎ去ってしまった、"ますたぁ"がいなくなってしまう日"ますたぁ"はギュッと抱きしめながら初めてにして最後のオーダーを私にした、それは「これからはますたぁのためじゃなく自分のために自由に生きること!」と言うものだった。そしてそのオーダーを私に言って"ますたぁ"は光の粒子となって消えて、私は"ますたぁ"のために行動することができなくなった。

 悩んだ私は[自分のため]という名目で、私が"ますたぁ"と一緒に過ごした家を守っていくことにした。つまり墓守さんのマネごとだ。ただこの家には"ますたぁ"との思い出がたくさん詰まっている。

 襲ってくる魔物を倒しながら家を守って120年がたった、私の体はボロボロとなり遂に耐用年数が来て動けなくなってしまった。

 …今までこの家を守り抜いた私を"ますたぁ"は褒めてくれるだろうか? 昔私を"ますたぁ"が造ってくれた、だから次は私が"ますたぁ"に会いに行こう、次こそは"ますたぁ"ではなく"ご主人様"と言えるようn…………


壊れた機械人形(旅立つ少女は)世界を嗤う(世界を越える)

 この度は私の書いた小説を読んで頂きありがとうございます。 m(_ _)m

 面白い他にも読んでみたい!と感じたら応援していただけると嬉しいです。

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