第1話 『栫井田みつるの導き』編
取り急ぎ、第1話を投稿いたします。
『樫衛 みこと』はある日、夢を見た。
暗闇の中で授業を受けている。
目の前にいるのは『栫井田 みつる』だった。
隣の席にも何人かいたが、誰なのか分からない。見ることができない。
栫井田みつるは話している。
栫井田
「日本の言葉、つまり、日本語というのは、大きく三つに分かれている。
『ひらがな』
『カタカナ』
『漢字』
そして一方、隣の『大韓民国』ここの言葉というのは、『ハングル』これ一つ。
東側に行くと、『アメリカ合衆国』があるが、ここも『英語』これ一つ。
何が言いたいのか。つまり、日本人が、『ひらがな』、『カタカナ』、『漢字』を一生懸命修得している間、韓国人やアメリカ人は、他の勉強をしていられるんだ。」
「なるほどー。」と声が聞こえた。
栫井田
「だからと言って、今更、『英語』を副公用語にする事も、『ハングル』を副公用語にすることもできない。
すなわち、知能指数が特殊な人間でもない限り、日本国というのは、既に、『ハーバード大学』の科学的知識には、そんな突飛な存在でもなければ勝てない。
こう運命づけられているんだ。」
みこと「…。」
栫井田
「そして、もし、『勝ちたい』、こう考えたとき、日本人に何が求められているのかというと、日本に住んでいる限り、日本語をしっかりと学ぶことは、足元がおぼつかなくなるのを防ぐためにも、まず重要な事なんだ。つまり、『日本語』の『力』。」
ふんふん、と隣で納得しながら聞いている者がいる。
栫井田
「しかしながら、俺の言っている、『日本語』の『力』というのは、学校の成績での話じゃない…。」
みことのこの『夢』は、ここで終わった。
そして、
「助けて!飽和が!飽和が止まらない!!」
と声が聞こえ、その声を聞いてみことは目を覚ました。
引き続き、ご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。
さやそばらすか。