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懲りない人達  作者: りく
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精神科

私はイライラが止まらなかった。隣の男は叫び続ける。医者や看護師の言葉にもムカついていた。私はカメラを見つめて『早く出せ!』と叫び、扉の方もガンガン蹴り続けたが2重扉だから誰にも聞こえない。私は、ふとカメラ見てる奴はいるのかな?と思い…服を脱いだ。カメラの前に立ち服をグルグルに巻き首を締めた。すると一気に扉が開き、また大勢の男に手と足を持たれ先生が居た部屋まで連れて行かれた。でも、さっきとは違う。男達は私の身体を掴んだままだ。

テレビで良く見る豚を棒に吊るしてる様な姿だった。『この病院は人間扱いしない病院か!』私は暴れ回り先生の元に向かおうとしたが…男達に抑え込まれ注射を打たれた。それからの記憶は全く無いが目が覚めた時、私は床にパンツ1枚で寝ていた。自殺をしない様に服や布団も全部取られていたみたいだった。私は、どれぐらい寝ていたんだろう。今、何時だろう?でも扉を叩いても聞こえない。

すると看護師が来て親が着替えを持って来てくれたみたいで服を着せて貰った。

それから最初の診察室に連れて行かれた。父親と弟が居た。

先生は『昨日はすいませんでした。』いきなり謝った。そして『退院して主治医の精神科に行って下さい。』と昨日とは別人の様に言ってきた。私の主治医に連絡して状況を聞こうと思っていたらしいが逆に私の主治医の方が怒って退院になったようだった。私の主治医は精神科の先生の中ではトップクラスの先生だったらしい。医者は『あの先生の患者って最初に言って欲しかった』と私に言った。

私は『最初から言ったのに聞かないで文句ばかり言うから自分が悪いんじゃん』と言って病院を出た…。

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