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懲りない人達  作者: りく
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復讐

事件から半年過ぎたぐらいだった…。また旦那が酔っている。毎日の様に酔ってるが酔い方が違う日がある。楽しい酔い方と文句ばかり言う酔い方だ。その日は文句を言う酔い方だった…。文句を言う酔い方の時は私から刺された事を必ず言う。私は『パクられたんだから良いじゃん』と言い返す。『それで済むか!俺は刺されたんだぞ!』毎回、この話だ…。

弱い奴ほど良く吠えるとは良く言ったものだ。私から見れば誰のせいでパクられ新聞にまで載ったのか理解しろよ!と思うが口には出さない。旦那は私みたいに警察慣れしてないからだ…。その日の旦那は一切引かなかった。私は『だったら私を刺せば?』と言った。すると…お尻に違和感を感じた。良く見たら血だらけになっていた。振り向いて旦那を見たら包丁を持って立っていた。まだ刺す気満々で私に包丁を向けていた。私は『ちょっと待て!家が血だらけになったら掃除が大変だから、お尻にタオルを巻くから、それから刺せ!』と言った。不思議と痛くなかった。痛みより家が血だらけで掃除が大変だ!の方が勝っていた。

旦那は刺した事に、その時に初めて気付いた。旦那は我に戻り慌てていた…。

今度は自分がパクられる恐怖を感じていた。『捕まりたくない』そればかり言っていた。私は救急車呼んだら、また同じ所轄の警察署から刑事が来るのは恥ずかしいし、また調書を取るのも嫌だったので友達に連絡して病院に連れて行って貰った。『ガラスが割れて片付けていたら尻もち着いてガラスが刺さったんです』と嘘をついた。おかげでガラスの破片が残ってるかも知れないって事で洗浄をされた。その時が1番痛かった。

旦那は家に置いて来た。酔っているし、何を話すか分からないからだ。友達は呆れていた…。私は、お尻を10針縫った。

私達夫婦は何をしているんだろう?これが夫婦なのか?何て思いながらも2度と旦那から刺された事は言わせない理由が出来たとも思った…。家に帰ったら旦那はビクビクしていた。『大丈夫。捕まる事は無い』と伝えた。旦那の顔は笑顔になった…。私の傷より自分が捕まる事だけを心配していたのだ。この時、私は旦那に対する気持ちが綺麗に冷めた…。

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