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懲りない人達  作者: りく
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同房

留置所と言っても新しく出来た警察署だったので綺麗だった。トイレも一応、個室になってるし畳でも無くマットが敷いてある。もう1人居た人に私は挨拶をした。パッと見ると40代後半ぐらいの小柄な女性だった。でも前歯が無い…。直ぐに分かる。覚醒剤で逮捕された人なんだな…と。

看守が私を呼び、座布団をくれた。後は大きなボールに354と書いてある、お茶をくれた。お茶と言っても何の味もしないし、茶渋で色も変わっていた。番号も何度も消しては書いた後が残っていた。

『お茶、味しないでしょう?』と、女性が話しかけてきた。『ですね。何のお茶ですかね?』私は言葉を返した。

すると『何で逮捕されたの?』と話しかけてきた。『旦那を刺して殺人未遂です』と普通に返した。覚醒剤で捕まった人には私の罪は怖いだろう。でも私は『任意拒否ったら逮捕状出ちゃいましたよ』と笑いながら言った。私は続けて『何で逮捕ですか?』と質問した。答えは分かっているが一応聞くのが留置所の挨拶だから…。『私も覚醒剤で逮捕状出てたけど逃げてて…息子が夏休みに入ったから自首したんだよね〜』と言った。

私達は自己紹介はしなかった。名前を知られるのを嫌う人もいる。女性は、そのタイプ。年齢も私より上だって事だけを聞いた。

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