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必ず誰もが見落とす

「悲惨すぎるだろ!」


神界に戻った疾風は自称ゲームの神様であるアラタに愚痴をこぼした。


始まって5分足らずで死亡ってなんだそのネタゲーは!


一般人が作った素人ゲームよりひどい。


普通は、あそこで目覚めて必死に謝って許してもらうとか責任とってよねと言われて終わりだろ。


しかし、ビンタ強すぎだろ。すんげー痛かった。


「あはは、やっぱり君もあそこでゲームオーバー、僕も同じだよ。」


お腹を押さえて笑い転がる自称ゲームの神。話によると、モニターで確認していたらしく、知っていながらゲラゲラと笑っていたのか。


「ちなみに、起きる起きないかはどっちを選んでもバットエンドにはならないよ。あ、幼馴染を攻略したいなら起きない方がいいかもね。この間やったら好感度が下がっちゃったしね。」


それはそうと、早く言ってくれよ。


「だって、面白くないじゃん。」


面白い面白ろくないなどの理由でいわないのはよしてくれ。実際痛みは感じたし、一回死んだんだから。


あれが、何回も続くのはやめてくれ。本当にリ○ロになっちゃうよ。


痛いのは嫌いだからだ。


「でも〜、女の子の胸を触るのは男子てしてはグッジョブだけど、よく考えたら最低だし、ビンタされるのはしょうがないよ。」


まぁ、それは確かにそうです。彼女いない歴年齢の俺は夢を叶えたがったが夢に仮想世界ではあるが実現させたかった。


死というリスクを負ったが、満足できたからいいか。


これからは、彼女に対して、エロい選択肢が出たらなるべく安全そうな奴を選ぼう。


となると、先程の選択肢は抱きつくが正解なのかもしれないな。


気合を入れて、再び戻ろうとすると、アラタが何かを思い出したかのような寸と声をあげ疾風に話しかけた。


「確か、抱きつくを選択するともっと酷い事が待ってるよ。」


それじゃー、どうしようもなくないじゃないか。


となると、彼女が上がってくる前に起きた方がいいのか。


しかし、そうなると先程アラタが言った通りになってしまう。


幼馴染を攻略しようと考えているから、なるべく好感度は避けたくはない。


どうにかして、彼女の機嫌を損なわずに目覚める事ができるだろうか。


限られた時間で選択を迫られると焦ってしまう。


ん、限られた時間?


「もしかすると……」


俺の予想が正しいなら、あれがあるはずだ。


期待を胸に込めて、再び白い光に包まれた。







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