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感動の再会?

「久しぶりタクミ♪」俺の友人の黒崎華穂は満面の笑みでそう答えた。ちなみに黒崎は女の子だ。可愛い。


「久しぶりだけど、何故お前がここに!?2週間前に連絡も挨拶も無く転校したから凄く心配したのに!」


「心配してくれたんだwありがと!」いえいえ、でもこんなところで会うとは思ってなかったけどな。


「何だお前達知り合いなのか。ふむ。珍しい事もあるものだな。久しぶりに会ったのなら話すことが多いだろうから今日はゆっくり話すと良い。私は席を外そう。」そう言って師匠は部屋を出て行った。


こういうところ師匠は優しいよなとしみじみ思う。せっかくだから師匠のご好意に甘えるとしよう。

俺は話を続ける。


「でもここに居るってことはまさか…黒崎も寝て起きたら飛ばされていた系?」

「そうそう、本当困るよね~wでも魔法使うの楽しいし住みやすいねここ!」

どんな適応力だよ!?後、今魔法使えるって言った?

俺でもまだ「ポスッ」位の火しか出せないのに俺より頭が悪くて運動音痴な黒崎が!?


「今、黒崎が言った魔法が使えるっていうの何かの間違いだよな?wどうせ水一滴位しか出せないだろ?w」

俺がそう黒崎をからかうと

「も~そうやっていつも冷やかすんだから!そんなことないんだからね!」

ほっぺを膨らませて怒っている。その姿も実に可愛い。本人には恥ずかしくて言えないが。


「ここだと危ないから外行こ♪私の魔法見せてあげる!」黒崎はノリノリだ。

まあ期待しないで見ておくとするか。

「しっかり見ててよ!はああ!水よ我の前に現れるが良い!」

水が球体上になって黒崎の4m位前の空中に集まっていく。大きさはサッカーボール3個分位。


「ウォーターボール!」そう唱えた瞬間水の固まりは勢いよく真下に落下した。

「ドーン!」水しぶきと共に物凄い音がした。まさかの出来事に驚いた俺は慌てて水が落ちたところまで駆け寄った。そこで俺は言葉を失った。


「嘘だろ…」水が落ちたところは5m位えぐられていて小さな穴になっていたのだ。

その威力に俺はぞっとした。


「へへーん、まあこんなものだよ。見直した?まあ本気出せばもっと凄いことできるけど♪」


もっと?これ以上?意味がわからない。

そう黒崎にはとんでもない異世界補正がついていたのだった。

「2週間しか魔法歴は変わらないのに…チートだろこれ。」

どうなる?俺の立場?


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