98話
「名前なんて知らなくても、仲間なんだ。」
「ソレハ、お前ガ一方的ニ思ッテルダケジャナイノカ。」
それ、言われると意外と辛いんだけどな。
まぁ、仲間と言えるほど付き合いがあったわけじゃないんだけど。
そういえば、俺地球では死んだことになってるけど、クラスの人達、ちゃんと葬式に来てくれたんだろうかな。
神様(笑)は、俺が火葬中にこっちに飛ばしたらしいけど、遺体は消えたことになってるのだろうか。
「まぁそんな事、もうどうでもいい、さらった理由を教えろ。」
「ソウダナ、何故カ話シガソレルナ。」
「そうだな。なぜだろうな。」
「アイツヲサラッタノハ、魔王様ニ頼マレタンダ。」
「それは、さっき行ってたような。魔王って誰だ。」
「魔王様は、俺ニ知恵ヲ与得エテ下サッタ。」
「知恵を授けてくれただと、魔王ってそんなことができるのか?」
魔王ってそんな事ができるのか。
知恵を授けるって、知恵の魔王って誰だ。
なんかで見たような気がする。
ソーシャルゲームで魔王やら、神様やらの名前をやたら目にするようになった。
その中でなんかそんな魔王も居たような気もするが、まぁ異世界で同じ名前の魔王がいるとは限らないか。
「おい、ちょっと待て、魔王は数百年前に絶滅したはずだぞ。」
え、ジャック絶滅って?




