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86話

 「わはは、今から警戒何ぞしていては、持たないぞ。」


 「いや、油断するのは危険だろ。」


 いままで、モンスターが居なかったか。

 いや、少し、考えてみよう。

 喋るモンスターが現れたんだ。

 つまり、今まで居なかったモンスターが現れた。

 だからこそ、今まで居なかった場所にもモンスターが現れてもおかしくないだろう。

 はぁ、結局分からないままか。

 耳を澄ます。

 特に音はしない。

 目を凝らす。

 特に敵らしき影はない。

 よし、今のところ安全だな。

 

 「おい、なんかいるぞ。」


 ジャックが叫んでいる。

 あれ、俺が警戒してたの無意味だった。

 そういえば、最近視力が落ちてたような気がする。

 ジャックが指を刺している方向をよく見ると、光りが二つ見える。

 何か獣の目だろうか。確かに何かがいる。

 

 「あれ、何だろう。間違えなく敵だとは思うけど。」


 「恐らくあれは、ゴブリンだろうな。基本的に単独で出現するモンスターではないんだが。」


 「そういわれると、そう見えるな。」


 適当な返事をしたが、本物のゴブリンは見たことない。

 ただ、小さな人型をしているのは、分かった。

 周りに他の固体を探す。

 しかし、近くに別のゴブリンは、見つからなかった。

 

 「見える範囲に一匹だけか。」


 「そうなると、あれはガールとか言うやつの仲間か。」


 ガールがモンスターを使役してるのか。

 誘拐は親玉がやって、秘密基地の守りは仲間に任せているのか。

 まぁどっちにしても、あいつを始末しなくては進めないか。

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