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84話

 そんなこんな、持てるとか、もてないとかどうでもいいことを話している間に結構時間がたった。

 そういえば、俺達の他に助けに行く人を見かけないな。

 確かにガールと名乗るモンスターは東の洞窟の隠れ家に戻るっていってたよな。

 考えられる理由は、

 1、誰も助けに行かない。

 2、ガールが行ったのは嘘だ。別の場所を探そう。 

 3、まだ事件とは限らない。もう少しだけ様子を見よう。

 

 この二つだろうか。

 1だとしたら白状な奴らだな。

 2だとしたらまぁ、それでも確認くらいには行った方がいいよな。

 3だとしたら、ある意味一番懸命かもしれない。誘拐犯を刺激しないようにするには、状況がよく分からない内に騒ぎ立てるよりは。

 一様ジャックにも、他に助けに行く人がいない事を相談しようか?

 いや、もうこんなところで話し続けるのは無駄か。

 とりあいず、東の洞窟に行ってから考えよう。

 俺達の行いが無駄の徒労に終わっても、別に問題ないはずだ。


 「もてるとか、もてないとか、もうどうでもいい。」


 「何を言っている。もてることは大事だろ。」

 

 「そうじゃなくて、それは、助けた後に考えればいい。とりあいず、洞窟を探すために東に行くぞ」


 「そっち南だぞ、東はあっちだ。」


 ああ、しまった。間違えた。

 かっこ悪いじゃないか、俺。

 まぁかっこよかった時なんてなかったような気がするが。


 

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