74話
空を飛ぶメリットは、地上を走るより速いからだろう。
つまりこっちに飛んで来られた段階で、逃げるきることは難しい。
そもそも、俺走るの遅いしそのうえ訓練で疲れてるから、なおさら遅い。
ただ、幸運なことに俺に向かって飛んできたと思ってたモンスターは微妙に方向がずれていた。
助かったと思ったが、隣に居たのはさっきまで世話になってたウサギぽい人、その前にモンスターが着地した。。
「ヘヘヘ、貴様ハ、ワシと一緒ニ来テ貰ウゾ。」
「えーと、嫌です。そんな、怪しい誘いに乗りません。」
なんだ、この変体がするような会話。
そんなことより、どうするか。
今のうちに逃げてしまいたい気持ちが強い。
しかしさっきまで、短い時間であったが回復魔法を使ってくれたり、魔法について教えてくれたり世話になったので、嫌がっている用なら助けたい。
ただ、まだ話しているだけで向こうが手を出してないから、話に割ってはいるくらいしかできないか。
たぶん、話会いから暴力沙汰になりそうな雰囲気がするような気がする。
周りの人達は「なんだ、口説きに来ただけかよ。人騒がせな」「街中で飛ぶなんてマナー違反だぞ。」的な話を言っている。
やっぱりなんか、危機感が薄いような気がする。
とりあいず、腰の短剣に手を当てておく。
モンスターがウサギっぽい人に、暴力を振ったら割り込むために。




