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72話

 「えーと、もうかんな感じでいいですよね。」


 「そうですね。今日は、治療を含めありがとうございました。」


 気づいたら周りにほとんど人が残っていなかった。

 日も暮れて、薄暗くなっていた。

 そして、いつの間にか教官もいなくなってた。

 いや教官くらいは、最後まで残っていろよ。授業料を払ってるんだから。


 さて、帰ろうとした時、空から何かやってきた。

 バサバサと、音を立ててやって来たそれは、明らかにモンスターと呼ばれそうな外見だった。

 ねずみ色ぽい色の猿に鋭い牙とコウモリのツバサを付けたモンスター、そこそこ強そうに見える。

 さて、ここには何人かの冒険者がいる。

 少なくても回復魔法、中級コースの人がいる。

 その人たちに任せて俺はこっそり逃げるとしよう。


 「なんだ、モンスターが現れたぞ。」「あれはこの辺では、見ないモンスターだな」「馬鹿な、こんな街中にモンスターが現れるなんて話聞いたことないぞ。」「これやばいんじゃないか。」「逃げようぜ、俺はこんなところで死にたくない。」「教官か、ベテラン冒険者に任せようぜ。」


 あれ、先日のイノシシの時は、みんなで取り囲んでたのにちょっと強そうなモンスターだとみんな弱腰なんだな。

 まぁ、俺も逃げようと思ってたんだまぁいい。

 と、言うわけで後ろ向きに歩き始めた。

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