55話
「じゃあ、この水晶に手をかざして貰おうか。」
「かざすと、どうなるんだ。」
俺の隣の男(なんか白いモフモフな毛を全身に生やしたガ体のいい人)が教官に聞いた。
「この水晶は手をかざして、魔力を込めるとこの水晶が光りだすのだ。その光り方で魔法力の強さと、得意呪文の系統がわかるんだ。まぁのちの努力なので変ったりするから、あくまで目安にしかならんがな。」
「じゃあ、俺からいくぜ。」
さっき質問してた男が一番手に手をかざした。
そしたら、薄い黄色ぽっくなった。
「お前は雷属性の魔法に適正があるようじゃな。」
「ああ、雷か。微妙だな。自分や仲間も巻きぞいにすることで、有名だもんな雷。」
「わはは、まぁ全く才能がないよりは、ましだろう。」
雷属性は微妙な立ち位置にあるようだ。
電気製品のない世界なので、おそらく電気についての知識が薄いのだろう。
雷属性使いの人と、パーティを組むときは、水辺では仲間からの攻撃に注意する必要があるかもしれないな。
あと、金属鎧は暫く使わない方がいいかもな。
命に関わりそうだ。
次の人は水晶が青く光って、水属性だった。
でその次の人は・・・俺だった。
アンカーは避けたかったな。
昼間の聖騎士の人に才能があるとか言われて来たが、才能がないと判断されると辛いな。
そして、授業にいずらいな。
才能がないと判断されても今日は授業料の分は勉強して帰らないともったいないよな。
そんなことを考えながら水晶に手をかざした。




