53話
オークの情報料と、フォレストラビットの報酬をメランと半分に別けた。
メランがトドメをさしたオーク分は別ける必要はあったが、フォレストラビットの分は別ける必要はなかったような気もする。
フォレストラビットを捕ったのは俺で、メランは食べてただけだ。
決して、俺が子供に甘いロリコンだから、甘いわけじゃない。
一様、仲間と思っているから別けたんだ。
その後、昨日の宿泊料金を返してもらった。
その結果、俺の今日の儲けは12500ルドになった。
農作業が8時間で6400ルドなので、倍ちかい。
今回は喋るオークの情報料がたまたま入ったのがでかいな。
命の危険のない農作業の方が安定する気がする。
さて、当初の予定通り魔法を習いに行くことにする。
メランにも一緒に魔法を習わないかと誘ってはみた。
メランもおそらく魔法を使えないし、戦い方?が飛びつくだけだったので誘ってみた。
しかし、断られてしまった。
魔法を習うことにお金を払うくらいなら、食べ物を買いたいとのことだ。
そして、また行き倒れになるのだろうか?
心配である。魔法を習った後に、行き倒れてないか探した方がいいかもしれない。
あと身長が急に伸びたことをメランに聞いたところ、よくわからないそうだ。
成長期だからか、食べた分だけ大きくなる種族なのか気になるところではある。
魔法のあるファンタジー世界で細かいことを気にするのは間違いなんだろうが。




