46話
「と言うより、喋らない生物をモンスター言うんですよ。」
「ああ、そうだったんですか。」
「常識ですよ。」と小声で言われたような気がするが聞こえなかったことにしとこう。
それより、世界でのモンスターの定義は喋るかどうかだったようだ。
広義的には植物もモンスターと言うのかもしれない。
「と言うことは、今回喋るオークが出たことが問題になったんですね。」
「まぁ、そうなんですよね。世界平和条約で喋る種族は、殺してはいけないことになっているんです。条約を破ると、重罪になります。」
「向こうから先に手を出してきたんです。ほらここ痣になってるでしょ。コレが証拠なんですよぉ。」
なんだ、この下手な演技は。
へたれキャラ全開なセリフは。
「あっはぁは、先ほども言いましたが、今は調査中なので処罰されることはないですよ。」
笑われてしまった。
それにしても、なんだ、その笑い方。
「で、言いにくいのですがこのオークの肉というか、丸ごとを調査用に譲ってもらえませんか?それなりの報酬は払える予定ですから。」
これは、あり難い申し出だな。
自分でオークを持って帰るは、面倒だしそれなりの報酬がもらえるならそれでいい。
ただ一つ問題なことがあるんだよな。
「それは、構わないのですが。」
「ありがとうございます。」
「あそこにいるメランが結構な勢いで食べています。」
本当にオークの首からお腹に向けて半分くらい消えていた。
体積にして約メランの3,4倍くらいじゃないだろうか。




