17話
(今日一日、彼方を観察してましたが、こちらの世界の生活を楽しんでいるみたいですね。もう私が見守らなくても大丈夫そうですね、それでは頑張って生きていってね。)
そんな、一文が女神様からの手紙に加筆されていた。
そういえば念じれば女神様に届くという話、完全に忘れてたな。
まぁ、昨日一日働いて問題なかったのでその日暮らしする分には問題ないだろう。
ただ、怪我して働けなくなるのが怖い。治療費が払えない可能性が高い。
そもそも、この世界の医療技術がどのくらい進んでいるかわからない。
怪我には気をつけよう。そうしよう。
さて、働くとするか。
隣で寝てた、ドワーフぽいおじさんが、うるさくて早く起きたけどそろそろギルドの受付も開いているだろう。
「また草刈りの仕事したいんですが」
「すみません、草刈は昨日で終わりになりました。」
「じゃあ、また何か簡単なクエストをお願いします。」
「では、草刈りをした農場での収穫作業はいかがですか?」
「じゃあ、それでお願いします。」
二つ返事でクエストを決め、昨日の農場に、向かうのであった。
あ、給料聞くの忘れてるような。
こっちに来てから物忘れが激しいが生まれ変わったせいだろうか。