16話
ちょっと、加筆
「今日は、ありがとうございました、ミミさん。」
「はーい、またどこかでニャア。」
ミミさんと、挨拶を交わし別れる。
この町のことを、聞こうと思って忘れてたな、イノシシのせいだ。
農家のおじさんに、サインをしてもらい冒険者ギルドに戻る。
「クエストご苦労様でした。こちらが、今回の報酬、3200ルドです。」
「ありがとうございます。」
こっちの世界に来たのが昼ごろだったので4時間くらいしか、働くことが出来なかった。
この3200ルドで泊まれる宿があるだろうか、あとご飯も食べたい。
安い宿がないか、ギルドの人に聞いてみるか。
「すいません、この辺に格安の宿ありませんか?」
「それでしたら、ギルドの宿泊施設を利用されますか?その辺の宿に泊まるよりお得ですよ。」
「えーと、おいくらですか」
「相部屋、1泊夕朝2食付で2000ルドですね」
「じゃあ、それでお願いします。」
安いのか、高いのかよく分からない。
しかし、もう暗くなってきたし疲れた。
お腹も鳴っている。
相部屋というのが、気になるが予算的に妥当だ。
「じゃあ、あちらの窓口になります。」
宿泊受付で、お金を払い、さっそく食堂に行ってご飯を食べることにした。
食事のメニューは、黒っぽいパンのようなもの、薄味のスープ、緑っぽいお肉が少々だった。
お腹が減っていたせいもあり、残さず美味しくいただいた。
お肉が何の肉は、気にしない。気にしない。気にしない。
部屋は4人の相部屋だったが、すぐに寝たので特に関係なかった。
挨拶くらいは、したと思う。たぶん。
そして、女神様の手紙を思い出したのは次の日の朝だった。