148話
「彼女ガ、イナイコトハ、オマエ知ッテルダロウガ。ワザト言イヤガッテ。」
それが、スケスケの最後になったようだ。
ついにスケスケの身体が、燃え尽きた。
「やったぞ、ついに倒した。」
「イヤ、俺ハ倒シテシマッテハ、不味カッタンダケドナ。」
「じゃあ、後は、ガールを倒すだけか。」
ジャックは、そういってガールに向かって拳を振り上げた。
いや、それはさすがに不味いだろう。
「チョット、マテヨ。俺達仲間ニナッタンジャナカッタノカ。」
「確か、えーと、そうだっけ。とりあえず、スケスケを一緒に倒す事になったけど、魔王軍に入ったつもりはない。」
「そうだろう。だからガールはやっぱり、今この場で倒す。」
「えーと、魔王を助けるんじゃないの?」
久しぶりに、ラビンの声が聞いたような気がした。
ああ、そうだった。
そういえば、魔王が病気なんだったな。
「そうだった、ここで魔王を助けないと、反乱軍が自由になって、町を襲うんだったな。まぁ、魔王を助けても町を襲わないとは限らないらしいが。」
「マァ、今マデ、魔王様ハ、町ヲ襲ウ事ヲ、シナカッタンダ。今更、直グニ、襲ウコトハナイダロウ。」
「なら助けても大丈夫だろう。」
そうして、魔王を助け、なんやかんやありながら、俺は異世界を楽しく生きた。




