146話
ガールの放った魔法がスケスケの全身に当たる。
「ギャアアアアアアア。」
スケスケの断末魔になるであろう、悲鳴が洞窟に響いた。
スケスケの身体から、煙のようなものが出てきた。
「やったのか。黒っぽい煙のようなものが出ているが、ガールの対アンデット用の魔法は本当に効いたのか。」
ジャックが、ガールに尋ねるように聞いた。
「チョット、待テ。全力デ魔法ヲ使ッタカラ、喋ル元気ガナイ。」
そう言うと、ガールは地面に座った。
本当に魔法を撃って疲れたようだ。
「フフフ、魔法を打ってタオレタカ。マァ仕方ナイヨナ。俺ノ全身ヲ、再起不能ニシタノ、ダカラナ。」
スケスケから、出る煙が増えてきた。
「それは、つまりおまえは、もうすぐ死ぬってことか、スケスケ。」
「アア、ソウダ。俺ノ全身ハ、もうすぐ砕けるだろう。」
そう言うと、スケスケの身体が燃えた。
「おい、砕けるというか燃えてきたぞ。」
「マァ、ドウセ、俺ノ、身体ガ、砕ケヨウガ、燃エエヨウガ、オレハ、滅ビルノダカラ、余リ代わりナイダロウ。」
「イヤ、洞窟ないで燃えられると正直煙たい。どちらかといえば、砕けて欲しかった。」
俺の正直な感想だった。
だって、目は染みるし、唯でさえ、着続けてくさい服が、更に臭くなるし。




