143話
「ヤリナオス?何ノ話ヲ、言ッテイルノダ。」
スケスケが聞き返した。
俺は、少し不安になった。
なんか、嫌な予感がする。
「コノ魔法ガ、当タレバ、多分スケスケ、オマエデモ、耐エルコトハ、出来ナイダロウ。ダカラ今、コノ段階デ、降参スルノダ。」
俺の思っていた、ことが的中した。
説得、大体こうゆうことをするヒーローは、敵に騙されてピンチニなる。
「おい、今更何を言っているんだガール。そんな事言ってる場合か。」
俺が叫ぶ。
「ワハハ、オマエハ、優シイナ。優シスギル。ダカラ、何時マデモ、魔王ノ成長ヲ待ッテラレルンダ。ダガ、俺ハ違ウ。ダカラコソ、今敵対シテルンダロウガ。」
「ツマリ、降参シナイト。」
そうだ、スケスケが今更、更正する訳がない。
さっさと、殺してしまえ。やってしまうのだ。
更生が必要なのは俺なのかもしれない台詞を心の中で叫んでいた。
「アア、ソウダ、降参ナド、スルワケガ、ナイダロウ。ダガナ、俺ハ、ソノ対アンデット用魔法デ、死ニハシナイ。絶対ニ、絶エエテミセル。ソシテ、アラタメテ、オマエラヲ、倒シ、ソコニイル、回復魔法士ヲ倒シテミセル。」
そう言うスケスケの台詞を聞いて、ラビンを守るのがこの戦いの目的だったことを思い出した。




