142話
「ソウハ、サセナイ。スケスケ、オマエヲ、ココデ、逃ガシタラ、魔王様ガアブナインダ。」
ガールが叫んだ。
ガールがなんか、光り輝いている。
体の輝きから、魔法の発動の準備は終わったってことか。
「おい、対アンデット用の魔法を打つ準備は終わったのか。」
ジャックが叫んだ。
おまえ、ガールの近くにいるんだから、そこまで叫ぶ必要ないだろう。
後、さっき顔にダメージを受けたからか、ジャックの鼻から血が出ていた。
ちゃんと拭けよ、じゃっくよ。
「アア、魔法ヲ撃ツ、準備ガヤット終ワッタ。イツデモ、対アンデット用ノ魔法ヲ打ツ事ガ出来ル。1分間、オマエラが持チコタエテクレタ、オカゲダ。」
おお、やっと準備が終わったのか。
長い長い、1分間だったが、やっと魔法が打てるようだ。
俺は、巻き添えを食いたくないので、さりげなくスケスケから距離をおく。
「シマッタ、逃ゲル時間ガ、ナカッタ。アノトキ、手ナド投ゲズニ、トットト、逃ゲルベキダッタカ。」
まぁ、逃げるべきだったんだろうな。
1対3で、戦うとなった時点で、だがもう後悔しても、遅い。
さぁ、死ぬが良い。
「スケスケ、今ナラ、生キテイル今ナラ、ヤリ直スコトガデキルゾ。」
そう、ガールは語りかけた。




