110話
「魔王様ノ命ガカカッテルンダ。ソンナ運否天賦ジャアコマルンダガ。」
「えーと、私まだ簡単な治療しかできないんですが、魔王様が」
「ナンダッテ。」
魔王を助けるためにさらったのに、治せないなんて、こいつ付いてないな。
ん?付いてない?いや違う。
さらう前になんか、あの魔法が使えるとかなんとか言ってたような、気がする。
「そういえば、何で沢山人がいる中で、なんでこの人を選んで連れて行ったんだ。」
「ソレハ、魔ノ魔法ヲ使エル気配ヲ感ジタカラナ。」
「魔の魔法ってそんなのあったのか。」
「魔ノ魔法ハ、魔王軍ガ主ニ使ウ魔法ナノダ。」
「えーと、私魔王軍じゃないし、入りたいとも思ってないんですが。」
「マァ、多イト言ウダケデ、絶対ジャナイカラナ。魔ノ魔法ガ使エル人デ回復魔法ヲ使エル物ガ今ノ魔王軍ノ中ニナカッタ。ダカラ外部カラ、タマタマ見ツケテツレサッタット言ウワケダ。」
「で、魔王は、今すぐにでも、治療しないといけないのか。」
「イヤ、ソコマデ急ヲ要スル訳デハ無インダガ、ハヤイ法ガイイナ。マァ今日ハ魔王様ハモウ寝テオラレルトオモウカラ明日ノ朝ニデモ治療シテモラウ予定ダッタ。」
まぁ、ここで一泊してるんだ。
そこまで、急ぎではないんだろうとは予想していた。。




