107話
「とりあいず、なぜ助けたいのか聞いていいか。」
「えーと、魔王はまだ子供らしいんだ。だから、まだ悪いことをしているとは思えないんだ。」
魔王と呼ばれる者がまだ、悪いことをしていないから助けたいのか。
まぁ、親の罪は子供とは関係ないよな。
「なるほど、そういわれると止められないよな。」
「いやしかし、魔王は俺の種族の人の大半を殺したらしいんだ。だから、魔王を助けるのに手を貸すのは、嫌んなんだ。」
確か、魔王が絶滅したのが100年以上前って話だから、根絶やしにしたのはもっと前だろう。
ジャックが何歳かは、わからないが(らしい)と言う表現を使っていることから、おそらくジャックが生まれる前の話だ。
「でも、らしいって事は、違う可能性もあるんじゃないか。魔王も一人だけじゃないし。」
「でも、いい事をした魔王の話を聞いた事がないぞ、魔王は悪いことをするためだけに生まれてきてるんだ。」
「なんでそこまで、魔王が憎いんだ、もしかしてお前の両親が・・・。」
あ、予測するべきだったな。
悪いことをいったかも知れない。
「いや、俺のじいさん、ばあさんまで、元気だぞ。」
「生きているのか。」
「えーと、魔王はともかく、そこの人、たすけていい?」
キズグスリ(仮)が俺達がぶっ飛ばしたガールを指差していた。




