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102話

 「明るくても二人掛りは、卑怯だけどな。」


 「そもそもお前が、先に誘拐という悪事をしたんだ。だから俺達は多少悪いことをしても助け出さなければならないんだ。」


 卑怯でも何でも、勝てばよかろうなのだ。

 誰かがこんなことを言っていた。

 ヒーローは、いい事をするからヒーロー何じゃない。

 敵に勝ったからヒーローなのだ。


 「マァイイ。俺ニハコノ翼ガアル。俺ガ空カラ地上ニ向ケテ、魔法ヲ放テバ、貴様ラハ、逃ゲ惑ウコトシカデキマイ。」


 「なんのために俺達が、入り口を塞いでると思っているんだ。」


 「ナンダト。」


 ただ、洞窟の入り口から入っただけでたまたまそんな形になっただけなんだけどな。


 「え、何時から塞いでたんだ。」


 ジャック、そこでそんなことを言うんじゃない。

 

 「いや、敵が空を飛ぶってわかっているんだ。だったら洞窟の外より中で戦った方が飛ばれないしこっちの方が有利だろ。」


 「そうか、だったらこのまま洞窟の中で戦った方がいいな。」


 「空ガ飛ベナクテモ、魔法ハ使エルンダ。」


 ガールが喋り終わるくらいのタイミングで俺は短剣を振りかぶった。


 「魔法の詠唱を終えるまで待つと思ってるのか。」


 「ヒャア。・・・ショウガナイ。お前ラノ得意ナ地上戦デ戦ッテヤンヨ。」



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