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第十五話 週明けの月曜日ってしんどすぎるよなあ。

 どうもこんにちは。俺の名前はスガッチ。歴史を担当している教師だよ。

 今日は俺の一日を皆んなにお届けしよう。

 えー、と。中間テストが迫っている訳だが、俺は全然テスト範囲がまとまってないよ。まあ学校の規定で大体は決まってるんだけどね。まだ良いかなって思って適当に授業してたら、クラスによって差が出始めてて焦ってる。

 とりあえず、1番進んでるクラスどこだっけ?まあ、いいや。今日授業した時に、きっと優等生な子供達が「せんせー、この前ここやりました。」って言って教えてくれるだろ。

 その雰囲気で、何とか乗り切っちゃうぞ。

 月曜日、俺はとても早めに学校に行くつもりだった。いや、ほんとに。

 ちょっと、聞いてくれよ。日曜日にパチンコ屋行って、新台に朝から並んで夜まで打ったのに、連続ボーナスほとんど来なかったんだけど。最高3連なんだけど。最悪だよね。

 俺はその最悪な気持ちを抱えたまま、日曜日の夜を迎えたから、早めに行けなかったってわけ。それでも遅刻はしてないよ。朝の8時には学校に着いたからね。あ、職員会議には無事遅れてたから、遅刻になっちゃうのかな?

 学校着いたら早々に、口のうるさい……じゃなかった、とても優秀で真面目でお仕事の出来る国語のお局先生からお叱りをいただいたよ。

「旧薬品管理室の鍵が、職員室に戻ってないですよ?オカルト研究部の顧問は須賀先生ですよね?ちゃんと確認してください。一体どうなっているんですか?顧問としての自覚はあるんですか?」

だってー。こわーい。そんな強い口調で言わなくてよく無い?しんどー。

 まあ俺は、素直で良い子だから、ちゃんと謝ったし、すぐオカ研の部室を見に行ったよ。

「ちっ。めんどくせー。あ!今のは違うんですよ!別の事で立て込んでて!すんません。今すぐ確認してきまーす。」

 部室行ったら、鍵が空いてたんだよな。ちゃんと閉めろよ。戸締り大事だぞ。

 ドアの周り確認しても、鍵はどこにも掛かってなかった。誰か家まで持って帰りやがったな。ちくしょー。

 とりあえず、部屋の中も一応探してみるか。手ぶらで戻ったら戻ったで、「ちゃんと探したんですか?」て言われるのは目に見えてるもんなあ。

 しかも今日の一限目は、「タバコの危険性。」みたいなよくわからん全体講習だから、ちょっと遅れても文句言われんだろ。タバコ大好きな俺に、そんな動画見せても意味ないって。あ、子供達が見る用のやつか。何でも良いや。

 鍵のありかは棚の中だったりして。と思い、俺はパソコンとその充電器が綺麗に整頓して仕舞ってある場所を最初に確認した。

 指の先に何か当たったから、掴んで見たんだけどさ。ただのSDカードだったよ。

 こんな奥に隠して置くなんて、学校で嫌らしいもん見てんじゃ無えよなあ。と思い、俺は仕舞ってあるパソコン勝手に開いて、中身確認してみた。100パーセントの好奇心で。

 何かの動画のデータが入ってたから、開いて再生ボタンを押した。
















 その後の記憶が、無いんだよな。

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