表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

ぼくのくらいところ

作者: k.k.

 明日死ねると思うと今日を生きていける。

 将来や未来のことを考えると不安で押し潰されそうになるけれど、明日までの命だと思うと安心する。

 そうやって明日死ねると信じて生きている。


 好きにはなれないし、好きにはならないけど、恋が愛が人を変えるなら……この死にたい気持ちも反転させてくれるのかな? 

 死にたいから好きにはならないのか? 恋をしないから生きる気がないのか? けど、やっぱ、死にたいみたい。


 死にたいけれど生きていくフリをする。死にたいと言う人ほど生きるから、自分が生きている未来を微塵も疑わない人の様に装う。早く死ねる様に願いながら擬態する。


 ナイフを持ち歩くのは、いつでも終われるという安心感を得るため。

 持っている薬も服毒用だ。

 この先も人生が続くと思うと考えてしまって怖くなり夜も眠れなくなる。

 だからナイフがあると僕のタイミングで終われると思えるから落ち着いた。

 不安定な心にはナイフは今何よりも効く十字架みたいな物で、服毒用の包みはお守りの様な物だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ