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カエルには、吸盤があるのだ。  作者: 半崎いお
飛び出た場合の
14/31

暗闇の中に、見たものは

更新遅れましたすみません。

いつのまにか、うとうとしていたようだ。

って言うか、ちょっとだけだったかもしれないけど結構寝てたような気がする。

こんな状況でねれるって私すごいな。

なんだかほんとに、生きていけそうじゃない? 


自分の図太さに苦笑しながら、ちょっと体勢を変えて、

もう少ししっかり休めるように丸まった

こんな、野外ど真ん中っていうか、草っ原の真ん中で誰もいないところで眠るなんて。

私の人生にこんな予定なんてちっともなかったんだけどね

結界石による結界がある、とはいけ、触らなければわからないのだ

気分は、完全にのっパラひとりぼっち! なんだけどね


もう少しで、朝が来そうだ。

夜明け前が一番冷える。

もうしばらく、ここでごろごろしておかないといけないな。

魔獣の気配なんかも、寝てる間にはあまり感じなかったしね!

そうおもっていたら、カサっと、音がした気がした。

よくある、フラグを立てるってやつか……

乗合馬車のキャンプで見た野獣たちは、狼みたいなやつと、猪や鹿みたいなのだったけど……

その生き物は、真後ろからちょっとずつ近づいている気がする。



向こうから見えるはずもないのに、つい、伏せてブランケットをかぶってライトを消してしまう。

カサっ、カサっ、カサっ……

あ、止まった。だいぶむこうだ。

まだ、外は真っ暗なので、なにも、みえない。

そんなに大きな獣ではないようではあるけれど……?



次の瞬間

どしん、と大きなものが落ちるような、音が、した。

すぐ、この結界のそば、だ。



めちゃめちゃ、大きい。

馬や、貴龍兵たちの乗るワイバーンよりも、大きいんじゃないだろうか。

いや、比較にならないほど、大きいな。

おそらく、この、私の左側にいまみえそうになっているものは、脚、だ。

私が抱きついても手がギリギリ周り切らないんじゃないかってくらい、大きい。

そして、恐ろしいことに、右側にもある、気がするのだ。




跨がれている。




どうしよう、この生き物が座ったら私押しつぶされちゃうんじゃない?!





なにやら、上の方で、動く気配がする

何かを探している、んだろうか。

わたしだったりして。冗談じゃないわ。

まさかのこれがラーぜ?

いやいや、ワイバーンでもあるまいし、獣は名前を認識したりしないでしょう





とりあえず、息を潜める。

ああ、さっきのカサカサも近づいてきた。

本当に大丈夫なのこの結界!!!



もう、不安しかない。

怖い。

泣きそうだ。



いや、もう、なきそう、じゃなく、涙出てきた。

もうやだぁー!




と、顔をおおって泣き出したら

突然、上にあった生き物の気配が遠ざかっていった。

突然現れたのも、あれか、飛べるから上から来たのか

ってかあの大きさで飛ぶの!?

魔物、なのかな?



カサカサも一緒に、いなくなったようだ。



めっちゃ、こわかった……そうおもって、長い長いため息を一つついたら、地平線に太陽が登ってきた。

おお、あっちが東か。

とはいえ、トリパニアがどっちの方角なのか、もう私わからないんだけどね。

重要軍事機密である地図なんて、もちろん見たことないしね。




朝日は、やっぱり、いつだって綺麗で

なのに、毎日、毎日見ながら冷たい水で作業をしていた日々を詳細に思い出させてくれるのだ

どうなるのかな、わたし。




なんて呑気にしていたら、していたのに

明るくなってきたおかげで、わかるようになってしまったことがあった。





さっきいた魔物?の、サイズ、だ。

草原にはっきりついたその足跡は、私の身長に近しいほどの大きさがあったのだ。

ああそりゃ、こんな結界軽々と跨ぐよなぁ、とかいってる場合じゃない。

こんなのに踏まれたら、結界も持たない可能性が高いんじゃないか?



こんなのが出没するところに居続けるのはどう考えても、やばい

荷物をできるだけ軽くして、出立の準備をしなければならないのだ。




もう、ほんとに、いない、よねぇ。




大草原、ひとりぼっち、戦闘経験・能力どちらもなしのわたしが

そんなもんに結界なしで出会ったら万に一つも、生き延びることはできないだろう。






はーーーーーー

荷物捨てるの嫌だよおおおおお!!




とりあえず、また全部出してみることにした。

時間もあるし、お別れも、しなければならない。





ここまで気を遣ってくれた人なら、マジックバッグとかいれておいてくれてないかな

って、ついつい探してしまった。

私の荷物量ではここから移動できないのもわかっているんじゃないかな、なんて

あらぬ期待を、かけてしまいたくなったの、だ。





……あったけどね。

旅行鞄の内側にそっと、見慣れないサコッシュがね。





まあ、予想通りマジックバッグだったし、手紙とかもなかったよね!

こんな高価なもの、持ち逃げしても知らないんだから!!!

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