深い悲しみの夜さまざまな 4
率直に言っていい?いろいろ黙っていた夜
なにか言葉が漏れそうになったから
どうすればいいかなんてわかるわけなくて
生きてゆく意識は夢でもまっすぐに
生きてゆきたいってため息ついてもいいよね
むろん嘘は駄目だけどすがる日もあるって
それは逃げてるんじゃないからただ黙っていたよ
目のまえには知らない真実の世界が広がって
ふたりきりで幸せにならないなんてできないよね
あたらしい辛い出来事も日々やってくるけど
消えない苦しみも隠せない心の傷も
ひとえに優しいあなたの笑顔で忘れられるから
もう生きることから逃げないよどんな汚れても
涙も鼻水も拭わないで全てをさらけ出すよ
恋のけじめなんてしょせん自己肯定の世界でね
心がかってにけじめもつけて失恋してたりね
にがくなんかないあなたの唇を思い出し
そんな魅惑の裸をちょっと馴染みのない目で
みられるのを望むのならそれは夜の赤裸々
それを頑なに閉じてる清純な虹色の結晶
融けあう心と心を夜ならいつも感じること
「夜はほかになにもいらない」
それがいちばん大切な人と暮らした
人生でいちばん輝く日々に、なったよ