表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

30/99

ゴーレム


「ま、マズい……! 離れないと!」


 ライトはアイラの手を取って、ひとまずゴーレムとの距離を離す。

 アイラは転びそうになりながらも、何とか足を動かして間合いの外に逃れた。

 レーナに関しては、ライトが声をかけるまでもない。


 とりあえず攻撃は食らわずに済みそうだ。


「ライト! ゴーレムはオーガに比べて、動きも遅いし攻撃力も大したことないから冷静にね!」

「それは分かってるけど……!」


 レーナはギルドマスターの制約があるためか、木の上から手を出さないように声を出している。

 レーナが動くとしたら、ライトかアイラが命の危機に瀕した時だけだろう。


 オーガとはサイズも性質も違うため、比較になっていないような気がしないでもないが、冷静になることはどちらにせよ重要だ。


「――グオオォォォォ!」

「――この!」


 ゴーレムは、ライトとアイラを薙ぎ払うように腕を振った。

 やはりレーナの言う通りスピードはなく、冷静になっていれば容易く躱せる攻撃である。


 ライトはアイラを抱え、余裕を持って回避したところで反撃に出た。


「眠らせてしまえばこっちのもんだよな!」


 ライトがここで選択したのは、《剣神》ではなく《睡魔》の方だ。

 使うのは今回で二回目だが、邪龍も眠らせた事実があるため多少の自信は持っている。

 

 白いモヤモヤが現れ、ゴーレムの体内に吸い込まれていき――。


「――って、うおっ!?」


 何事もなかったかのように放たれるゴーレムの追撃。

 ライトはそれを回転しながらギリギリで躱す。


 どういうわけか、ゴーレムが眠る気配が全くない。

 それどころか、最初よりも動きが機敏になっているようにさえ感じる。


「なっ……? どうして」

「ライトさん! ゴーレムに《睡魔》は効きません……!」

「ど、どういうことだ?」

「その、種族スキルというか、そもそもゴーレムは睡眠を取らないんです」


 アイラから告げられる衝撃の真実。

 言われてみれば、確かに頷ける情報である。


 昼間は動きが鈍いと言えど、眠っているわけではないらしい。

 邪龍にも通用したスキルだが、思わぬ落とし穴があったようだ。


「睡眠を取らない種族全般には効かないってことか……どうする?」

「ライトさん……えっと」


 アイラは少し戸惑うと、ポケットから何かを取り出す。


「……やっぱりそうなるよな」


 ライトはスキルの実を受け取ると。

 三つをいっぺんに飲み込んだのだった。

応援、本当にありがとうございます!


『面白そう』『次も読みたい』


と少しでも思って頂けたら励みとなりますのでブックマーク登録や評価、感想をいただけると嬉しいです。


特に下側の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にして頂けるとモチベが上がりますので宜しくお願いします!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 剣神と聖剣ってどっちが上なんだろう? 聖剣のレーナがゴーレムを倒せるなら、剣神のライトもゴーレムを倒せるはずなので、食べた後に具合の悪くなるスキルの実を食べなくても良いのでは?
[気になる点] ゴーレムを1人で討伐したのをどうやって証明するのか気になる。どこぞの部位を持っていったとして1人の証明にはならんし、ギルドが影から見てるとか? スキルの実に関しては言わずもがな、3人が…
[良い点] 木の実を食べることでスキルを得る 斬新だとは思いますが、スキルの得るタイミングやスキルよってはグダグダになります その部分は作者さんの腕の見せ所かと 現状までのストーリーは面白いかと感じま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ