可愛い破壊
昨日の挫折
金縛りの明日
天に点を描く
あの光は
今の僕には不必要
自由を壊し
正義を壊し
命を壊して
あなたを壊す
「破壊者」なんて
呼ばれても
僕はこう返す
「そんなに可愛い名前で
呼んでくれて ありがとう」
地球を壊す力があるなら
権利の事なんて考え無い
それが人間だよ
出来る事は
その力がある人を
なんとか味方にする事だけ
破壊者はいつも
我儘だから
破壊者はいつも
自分勝手だから
頭を撃ち抜く日
目玉が焼かれる日
耳が千切れる日
足が抜ける日
腕が折れる日
首が曲がる日
口から溢れる涙は
痛みの涙か
悲しみの涙か
それとも
後悔の涙か
何も無くなった
ただ 平らな陸地
何も無い事が
正義だったりする
何も無い事が
自由だったりする
何も無い事が
命だったりする
破壊の先の
小さな変化は
人間の色が出る
心の奥底にある
心の色が出る
それを人は
綺麗だと言うんだ
あの日の花火みたいに