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だから、不老不死について考える(九十八夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、不老不死について考える。
不老不死で有名なのは八百比丘尼か。
あの話のせいで私は不老不死にあこがれを持っていない。
不老には憧れるけど、不死はねぇ……
物語の世界でも不老不死にとらわれるのは大体が権力者だ。
目指すべき財産を築きあげたら、後はそれを維持するのが目標に変わるという事か。
子孫に残せばいいとは考えないのか。
まぁ、確実に残せる保証はないからね。
横どられたり、失われたり。
本人の死後はどうなるかは分からないものだ。
本人が生きているうちは、合法で手を出せないもんね。
遺産相続権を主張はできても、財産を奪う事は基本的にできない。
有名人になると知らない親戚が現れると言うが、あれも遺産相続権を狙っているのだろう。
財産を奪おうとまではさすがに……
著作権を主張したりするのだろうか。
発明品とかならそういうのも出てくるだろう。
芸能人とかはどうだろうか。
「自分がいなければ芸をこなせなかった。財産を寄こせ。」
う~ん、無理がある。
ただの脅迫だな。
過去の事で口止め料や慰謝料を請求したり……
遺産相続権と比較にするのはおかしいな。
まぁ、何もせずにお金を得ようと言うのがおかしいのだが。
遺産も本人が認めた物だけにすればいいのに。
目暮あゆは今夜も眠れない。




