だから、保証人について考える(六十三夜)
目暮あゆは今夜も眠れない。
だから、保証人について考える。
借金をするさいにその人の信用を保証するのが保証人。
本人が逃げた際には保証人が代わりに支払わなければいけない。
まぁ、そりゃそうか。
でなければ保証にならないもんな。
親からは絶対に保証人にはなるなと言われた。
うん、ならないにこしたことはない。
なるとしたら近親者ぐらいであろう。
友人は絶対にありえない。
どんなに信用がおける人でも。
というか、保証人になる話を持ちかけてくる時点で信用がなくなる。
まぁ、条件次第か。
借金して会社を興せば確実に成功するからと言われたら?
胡散臭いな。
詐欺の手口みたいだ。
親類も親も兄弟もいないからなてくれと言われたら?
別に友人の兄弟になるつもりはないのだが。
借金しないと生きていけないと言われたら?
ますます胡散臭い。
友達でなくて恋人だったら?
ちょっと考えるかな。
結婚を考えていれば。
結婚のためになるかなとか考える。
こうやって結婚詐欺に引っ掛かるわけか……
つまり、他人でも婚約者ならありうるわけだ。
結婚すれば身内だしね。
友達だったらどんな条件でも無理だ。
では、ジャイアン的存在がのび太クン的存在に保証人を強要したら?
断れないよな。
こういうの防ぐために保証人は身内のみにすれば良いのに。
お金貸す方からしたら、保証人との関係なんてどうでも良いのか。
目暮あゆは今夜も眠れない。




