表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/1002

だから痛覚について考える(五夜)

目暮あゆは今夜も眠れない。

だから痛覚について考える。

痛覚…これがないと怪我をしても気付かなくて危険だという。

でも、本当にそうだろうか?

痛覚のせいで意識が薄れ新たな怪我をする可能性だってある。

例えば格闘技で痛覚を感じる隙を狙われたりもする。

それに怪我をしても痛覚を感じなくて死ぬパターンもあると聞く。

私は邪魔なだけだと考える。

人体は他にもっと便利な信号を考えるべきだ。

怪我をしたらサイレンがなるとか。

これなら嫌な思いをせずに怪我を知る事ができる。

サイレンが鳴っている間は恥ずかしいけど。

いや、周りの人にも知ってもらえて良いのだ。

救急車と同じ原理だ。

もしや、救急車はそんな人体への反論なのだろうか。

救急車にとって痛みこそ最大の敵なのかもしれない。

痛みに苦しむ人が乗るのだから恨みもするわけだ。

サイレンなら消防車やパトカーも鳴る。

消防車は救急車の色違いだからいいのだ。

同じ119だし、救急車が足りない時は代わりに消防車が来るらしいし。

パトカーは…警察にとって犯人を追うのは痛みを追う事と同じなのだ。

パトカーは人体で言うと血しょうとか白血球とかなのだ。

そう言えば血しょうや白血球は役目を終えると死ぬらしい。

警察官も凶悪犯によって殉職させられる事がある。

殉職を防ぐには仲間との連携とか装備の充実とか。

血しょうや白血球にもそういった工夫をすれば死なずにすむ。

警察官の殉職を防ぐのを考えるのは警視庁とか政府とか。

人体なら…脳とか心臓?

考えるのは私。

でも、私は理化学博士ではないのだ。

許せ。


目暮あゆは今夜も眠れない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ